いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

しょうがない

旦那さんがいなくなって、もうすぐ6回目の月命日です。


今のアパートには昨年の盆休みに引っ越しをしたので、


新しいアパートで旦那さんと一緒に暮らしたのは9ヶ月半。


ひとりぼっちになってからは、もう半年が経とうとしています。




もうすぐ、越しちゃうじゃん。


ここでの暮らしは、ひとり暮らしのほうが長くなっちゃうじゃん。


旦那さんの思い出が少ない場所で暮らすことは、気持ちが楽な気もするけど、


それよりももっと強く、とても寂しい気持ちがします。




思い出の少ない場所で、私は一人暮らしに慣れてしまうのかなぁ。


あなたのいないことに慣れてしまうのかなぁ。


ますますあなたの影は薄くなり、いつかそれが普通になってしまうのかしら。




………。


でも、それもしょうがない事なんだよな…と、ふと思うことができました。


旦那さんはもう、私がどうあがいても戻ってはこないし、


時間に逆らうことは絶対にできないし、


私にはここで暮らしていくしか選択肢はないし、


何も変えることはできません。




しょうがないんだよな…と言葉にこそ出さなかったけれど、


我意を手放し、あるがままを受け入れる…ということを


私は、旦那さんの後ろ姿から学ばせてもらった気がします。



でも、学ばせてはもらったけれど、


それがなかなか実行できず、


いつも私は子供のように駄々をこね、自分の意見を主張し続けてきました。




今、自分の思うがままにできない現実があり、


それを受け入れざるを得ない今だからこそ、


旦那さんの後ろ姿から学んだことを生かす時なのかもしれません。




自分の希望を脇に置き、あるがままを受け入れること。


しょうがないんだよな…と呟きながら、現実を受け入れることこそが、


旦那さんが私に望んでいることのような気がするし、


私が一番苦しまないですむ方法なのかもしれません。

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