いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

ひとりぼっちの朝

冬、ダブルベッドでひとりぼっちで目を覚ますと、


すごーく寒いことを、最近初めて知りました。


以前はいつも冬の朝、私が起きる頃には旦那さんはもう起きてて、


充分部屋が温まった頃に起きてこれてたのになぁ、なんて思い出しました。




旦那さんがいなくなったばかりの頃、


寂しくて寂しくてしょうがなくて、


帰ってきた時にテレビ付いてたら少しは違うかなぁなんて考えて、


とりあえずしばらくの間、


好きな番組…プレバトとかざわつく金曜日を視聴予約してました。


だけど、帰ってきた時にカーテンが開いてる暗い部屋にテレビだけつけてるのも


不気味だ…


と思うようになって、最近はやめています。


(プレバトってどういう意味なんだろうと、さっき何の気なしに調べたら、


プレッシャーバトルの略なんだそうですね。ふ~ん、という感じ。)





もうすぐ半年です。


気持ちはあんまり変わっていない気がします。


だけど、何気なくふとした時に、


「旦那さんのいないことが普通」になっている自分に気が付きます。




真っ暗な部屋に帰ってくる時間もその一つです。


最初のうち寂しくて寂しくてしようがなかったから、


誰もいない暗い部屋にプレバトを視聴予約していたけど、


だんだん、それってちょっとヘン?…と思う気分になってきて、


それなら視聴予約を中止にしちゃおうと思うようになりました。


要は、真っ暗い誰もいない部屋に帰る事に慣れてきて、


それが普通になってきたからだと思います。





部屋で過ごすのも一人。


ダブルベッドの真ん中に横になるのも一人。


寒い朝起きて、震えながらストーブつけて、テレビつけて、お湯を沸かしコーヒーを一人分入れる。


それも全部ひとり。


話す相手もなく、独り言だけが増えました。





そんな ”一人暮らし” に、だんだん慣れてゆくのだと思います。


時間軸は決して逆戻りはしないから、


あの楽しかった、笑いに満ちた、ふたりでいつも暖かだった生活は、


決して決して決して戻っては来ません。


どうあがいても戻って来ません。


だから、新しい生活、”一人暮らし” に私が慣れるしか方法はないのだなぁと思います。

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