ひとりぼっちの朝
冬、ダブルベッドでひとりぼっちで目を覚ますと、
すごーく寒いことを、最近初めて知りました。
以前はいつも冬の朝、私が起きる頃には旦那さんはもう起きてて、
充分部屋が温まった頃に起きてこれてたのになぁ、なんて思い出しました。
旦那さんがいなくなったばかりの頃、
寂しくて寂しくてしょうがなくて、
帰ってきた時にテレビ付いてたら少しは違うかなぁなんて考えて、
とりあえずしばらくの間、
好きな番組…プレバトとかざわつく金曜日を視聴予約してました。
だけど、帰ってきた時にカーテンが開いてる暗い部屋にテレビだけつけてるのも
不気味だ…
と思うようになって、最近はやめています。
(プレバトってどういう意味なんだろうと、さっき何の気なしに調べたら、
プレッシャーバトルの略なんだそうですね。ふ~ん、という感じ。)
もうすぐ半年です。
気持ちはあんまり変わっていない気がします。
だけど、何気なくふとした時に、
「旦那さんのいないことが普通」になっている自分に気が付きます。
真っ暗な部屋に帰ってくる時間もその一つです。
最初のうち寂しくて寂しくてしようがなかったから、
誰もいない暗い部屋にプレバトを視聴予約していたけど、
だんだん、それってちょっとヘン?…と思う気分になってきて、
それなら視聴予約を中止にしちゃおうと思うようになりました。
要は、真っ暗い誰もいない部屋に帰る事に慣れてきて、
それが普通になってきたからだと思います。
部屋で過ごすのも一人。
ダブルベッドの真ん中に横になるのも一人。
寒い朝起きて、震えながらストーブつけて、テレビつけて、お湯を沸かしコーヒーを一人分入れる。
それも全部ひとり。
話す相手もなく、独り言だけが増えました。
そんな ”一人暮らし” に、だんだん慣れてゆくのだと思います。
時間軸は決して逆戻りはしないから、
あの楽しかった、笑いに満ちた、ふたりでいつも暖かだった生活は、
決して決して決して戻っては来ません。
どうあがいても戻って来ません。
だから、新しい生活、”一人暮らし” に私が慣れるしか方法はないのだなぁと思います。