いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

ちょうどよい時に、ちょうどよい分だけ。

12月になりました。


まだ日が明けたばかりだけど、今日は12月1日です。


旦那さんが倒れた日から、1年半が経ちました。




倒れてすぐに救急車で運ばれて、


その救急車の中で、私は彼と最後の言葉を交わしました。


その後すぐに救急病棟で血栓を溶かす薬の点滴を受け、


だけど、意識が戻ることはありませんでした。




今、あの時のことを思い返すと、やはり涙が止まらなくなります。


可哀そうに。可哀そうに。可哀そうに。


辛かったね。怖かったね。苦しかったね。


ごめんね。ごめんね。ごめんなさい。




だけど思い出すのは、生前彼が、事あるごとによく言っていた言葉です。


「ちょうどよい時に、ちょうどよい分だけ。」という言葉です。


つまり、足りない言葉を加えれば、


『もし何かが起こるとすれば、それが自分にとって、その出来事が起こるちょうどよい時だし、分相応な事なのだから、受け入れる。』…というのが、


生前の彼の信条のようなものでした。


多分彼が、与えられた時間の中で、様々な経験を通しての気付きだったのだと思います。



 
私には、そんな達観した考えは持てないけれど、


亡くなった彼のとても安らかな顔を見た時に、


多分、彼は彼なりに、自分の死を納得して受け入れたのだと思いました。


それが、せめてもの慰めというか。


だから、私のこの1年半も、だいぶ救われたのだと思います。

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