消えてしまった幸せ
幸せってずっとは続かないんですよね。
旦那さんとの別れで、それは思い知りました。
だけど、実際に旦那さんが居なくなってしまうまでは、
その幸せはずっと続くと、信じて疑わない自分が居ました。
今考えると変なのですよね。
いつも凄く恐れてはいるわけです…旦那さんが居なくなってしまうことを。
旦那さんの仕事の帰りがちょっと遅くなったりすると、
「出先で何かあったのじゃないかしら?」なんて心配する私が、よく居ました。
だけど一方で、
「死に別れなどという不幸が私の身に起こるはずがない」なんて、理由もなく硬く信じている私がいて、
今思えば、人間なんて本当に不確かな生き物だと思います。
幸せは、結局、続きませんでした。
諸行無常とはよく言ったものだと思います。
幸せは、虹色の奇麗なシャボン玉みたいに、消えてなくなってしまいました。
そして私は、少なくとも私の命が尽きるまでは、
それが幸せであれ、不幸せであれ、シャボン玉の消えた末路を見続けなければなりません。
なぜ神様は、そんな惨い残酷な贈り物を人間に授けたのでしょうか。