思い出したくないのに。。。
びっくりしました。
この間から職場に派遣で来ている女性が、
旦那さんと私が以前いたアパートに、住んでいることを知ったのです。
引っ越してきたのは1年前なのですって。
彼女と私は隣同士の机なので、おしゃべりをしていて知ったのですが、
住所を聞いたら、なんとまぁ、住んでた部屋まで隣同士ではないですか。
びっくりしてしまって、
でも自分で意外だったのですが、すごく動揺してしまいました。
いきなり、胸の苦しい個所をえぐられてしまった思いです。
今の私にとって、職場は唯一、「旦那さんを思い出さなくて済む場所」だったのに。
大した仕事ではありませんけど、
とりあえず一生懸命仕事をしていれば、
その間だけは、旦那さんの事を思い出さなくて済んでいました。
だから私にとって、職場はある種の避難場所になっているようなものでした。
だけど、そんな安住の地が侵されてしまった感じです。
派遣の女の子には申し訳ないのだけど、
ぎょっとしてしまって、しばらく動揺が落ち着きませんでした。
前のアパートに住んでいた頃のことを顕著に思い出してしまいました。
あの部屋の感じ。
旦那さんと何年も一緒に過ごした、あの部屋の空気の感じ。
玄関からは海が見えて、
夏には海岸での打ち上げ花火が見えるから、
ある夏は、玄関先に椅子を2つ出して、ふたりで花火を見上げた記憶があります。
そんなことを思い出し、しばらくぶりで、
胸が苦しくて息が吸えない感じを思い出しました。
彼女があのアパートに住んでいるなんて。
あのアパートは、私にとって過去だったのに。
どうして今さら、今さら何で「今のこと」にしなきゃならないの?
仕事帰りのクルマの中で号泣しました。
今ごろ彼女はあのアパートでテレビでも見てるのかしら。
ごめんね。彼女は何も悪くないのに。
おばさんの思い出に巻き込んじゃってごめんなさい。