いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

思い出したくないのに。。。

びっくりしました。


この間から職場に派遣で来ている女性が、


旦那さんと私が以前いたアパートに、住んでいることを知ったのです。


引っ越してきたのは1年前なのですって。


彼女と私は隣同士の机なので、おしゃべりをしていて知ったのですが、


住所を聞いたら、なんとまぁ、住んでた部屋まで隣同士ではないですか。


びっくりしてしまって、


でも自分で意外だったのですが、すごく動揺してしまいました。




いきなり、胸の苦しい個所をえぐられてしまった思いです。


今の私にとって、職場は唯一、「旦那さんを思い出さなくて済む場所」だったのに。


大した仕事ではありませんけど、


とりあえず一生懸命仕事をしていれば、


その間だけは、旦那さんの事を思い出さなくて済んでいました。


だから私にとって、職場はある種の避難場所になっているようなものでした。




だけど、そんな安住の地が侵されてしまった感じです。


派遣の女の子には申し訳ないのだけど、


ぎょっとしてしまって、しばらく動揺が落ち着きませんでした。




前のアパートに住んでいた頃のことを顕著に思い出してしまいました。


あの部屋の感じ。


旦那さんと何年も一緒に過ごした、あの部屋の空気の感じ。


玄関からは海が見えて、


夏には海岸での打ち上げ花火が見えるから、


ある夏は、玄関先に椅子を2つ出して、ふたりで花火を見上げた記憶があります。


そんなことを思い出し、しばらくぶりで、


胸が苦しくて息が吸えない感じを思い出しました。


彼女があのアパートに住んでいるなんて。


あのアパートは、私にとって過去だったのに。


どうして今さら、今さら何で「今のこと」にしなきゃならないの?


仕事帰りのクルマの中で号泣しました。




今ごろ彼女はあのアパートでテレビでも見てるのかしら。


ごめんね。彼女は何も悪くないのに。


おばさんの思い出に巻き込んじゃってごめんなさい。

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