いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

希望

明後日は私の誕生日です。


旦那さんが知っている私から、どんどん歳を取ってしまいます。


1年7ヶ月前は少なくとも、目尻に美容液なんて塗っていませんでした。




実は、ちょっと肌の老化を気にした旦那さんが、


同じような美容液(男性用の)を目尻に塗ってたことがあったんですよね。


( 効かないらしくて、途中で塗るのをやめちゃったけど。)


それを横目に見て、私はただただ「ふ~~ん?」と思ってました。


効くか効かないかわからないような高価なクスリを買うなんて、バカじゃないの?と、


当時の私には理解できませんでした。




だけど今、あの頃の旦那さんとまるっきり同じことをやっています。


ちょっと、流れる藁にもすがりたい気持ちで、


効くか効かないかわからない高価な薬を目尻に塗って、


「これから生きている中で、今が一番若いんだから」なんて思ったりしています。




身近に旦那さんの死を経験しているから、


私にも、老化とともに、少しずつ「死」が近づいてきているんだなぁ、なんて思います。


私は、何歳まで生きるんだろう。


どんな死に方をするのだろう。


どちらにしろ、旦那さんのような幸せな(?)死に方はできないな、と思います。


ピンピンコロリと逝ってしまって、


家族はその悲しさに泣き伏し打ちひしがれて。


そんな理想的なの、私は、ムリ。


第一、そんなに悲んでくれる家族は、私にはもう居ません。




だけど。


旦那さんみたいな幸せな(?)死に方はできないかもしれないけど、


死んだら、少なくとも、今のこの寂しさからは解放されますものね。


そして、きっと、あっちの世界で旦那さんが待っててくれてますものね。


だからどっちでもいいです。


特に希望はありません。

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