いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

ひとつ歳を取り思うこと

誕生日には、毎年同じことを考えます。


誕生日の24時間のうちの、どのタイミングで歳を取るんだろうって。


誕生日になったばかりの午前1時ごろは、まだ××歳かな。


誕生日の正午を過ぎたから、〇〇歳になったのかな。


誕生日も夕方になったから、もう完全に〇〇歳だよね。などと。




誕生日は昨日だったから、今日はもう完璧に〇〇歳になりました。


あぁ、新しい1年の始まりです。


今までの1年がそうだったように、


これからの1年も、まるっきり旦那さんのいない1年です。


変わり映えのない単調な1年。


喜びも、楽しさも、感動も、怒りさえ、何もない単調な1年です。


ただただ食うために仕事をする。


毎日毎日同じことを単調にこなす仕事です。


パソコンと電卓と電話があって、それらに向かううちに8時間が過ぎる。


そんなの、生きる意味。あるのかしら。


何のために生きてるのかしら……なんて、


まるで中学生か高校生みたいなことを考えてしまいます。





旦那さんが生きていたら、そんなこと考えもしなかったのに。


生きてることそれ自体が、喜びで、嬉しさだった。


毎日毎日、今日はどんな一日なるんだろうって、


それがたとえ愛する人でなかったとしても、


人間がふたり以上入れば、いろんなことが起こり得ます。


愛する旦那さんだから、ワクワク感は100倍でした。




だけど、ひとりだから。


会社には人間が居るけど、基本、私はひとりだから。


何も起こらない単調な一日が、また始まります。


今日は何が起こるのだろう…なんて、考えもしなくなりました。


ワクワク感、ゼロの1年が始まりました。

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