いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

死を受け入れる

テレビを見ていたら、


もう70~80代ぐらいのお婆さんでしたけど、


何年か前にご主人が急死して、その後なかなか元気が戻らなくて、


やっと何年か後のお正月に、


家にしめ飾りを飾ることができました…という話をしていました。


ご主人は大人しい方で、生前ケンカひとつしたことがなかったのだそうです。




ヘンな話なのですが、私、


家族との死別で苦しんでいるのは自分だけなんじゃないか…と、


勘違いをすることが時々あります。


(このブログを読んで下さっている方にも失礼な話ですね。)


自分自身が死別ブログを発信していて、


それを読んで下さる方が居り、


他にもたくさんの方が、死別ブログを日々更新されているにもかかわらず、です。



例えば、


会社帰りにスーパーに寄って、自分以外の人が皆幸せそうに見えたり、


テレビに映っている人が楽しそうに談笑をしているのを見て、


自分以外の人って、みんな楽しそうだし幸せそうな気がしてきて、


家族が死んで、その淋しさに苦しんでいるのなんて、


私ひとりだけなんじゃないかと思ってしまうのです。




だから、今日のテレビで、


背の曲がったおばあさんが、


自分の旦那さんの死を、なかなか受け入れられなかったという話を聞いて、


なんだかホッとした思いです。




私なんかよりずっと人生経験豊富な人が、


なかなか家族との死別を受け入れられないのだから、


私がずっと受け入れられずに苦しんでいても、全然おかしな事ではないし、


むしろ普通の反応なんだろうと思えました。



そして同時に、


私などよりずっと、自分や周りの人が死ぬことを身近に感じている年代の人が、


家族の死を受け入れられなかったと言ってるのだから、


つまり、死別に苦しむ人って、


若人から老年まで本当に大勢、


日本中、世界中に、ものすごい数いるんだろうなぁ…と


思えてしまったわけなのでした。

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