いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

今はひとりでベランダに立ち…

皆既月食でしたね。


2~3日前からその話題をテレビでやっていて、


そんなに興味はないのだけれど、


今日はベランダから夜空を見上げてみました。







私たちがこのアパートに引っ越してきたのがお盆休みで、


すぐに中秋の名月だったから、


旦那さんと2人でベランダに降りて、


並んで空を見上げたものでした。


我が家のアパートの前の土地は、


たぶん2~3軒家が建つぐらいの広い空き地になっているのですが、


まあ~~これでもかというくらい、ススキの穂が生い茂っていたものです。


なので、本当にすっかりまぁるいお月さまが、


ススキの穂によく映えて、


「やっぱりここに引っ越して来て、よかったねぇ~。」と


2人で喜び合ったのを、よく覚えています。





2人で並んで月を見上げたあの晩から、3年と少しが経ちました。


ひとり暮らしも板につき、


少しずつ、


周りも私自身も、あの頃とは違ってきています。


いつまでも落ち込んだままではいけないとも思うし、


その為には何をしたら良いのか、考える自分も居ます。


奥底に流れる悲しみと淋しさには変わりがないし、


それは今後も決して癒えることはないとわかっているけど、


前に向かって生きていきたい自分が居るのもまた真実です。



おごりでなく、


この強さは、あの凄まじい体験を乗り越えたからだと思うのですよ。


これこそ、旦那さんがくれた贈り物だと思ってます。




あ、もう一枚、


見ていて一番、お月さまが消えていた時の写真です。


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