今はひとりでベランダに立ち…
皆既月食でしたね。
2~3日前からその話題をテレビでやっていて、
そんなに興味はないのだけれど、
今日はベランダから夜空を見上げてみました。
私たちがこのアパートに引っ越してきたのがお盆休みで、
すぐに中秋の名月だったから、
旦那さんと2人でベランダに降りて、
並んで空を見上げたものでした。
我が家のアパートの前の土地は、
たぶん2~3軒家が建つぐらいの広い空き地になっているのですが、
まあ~~これでもかというくらい、ススキの穂が生い茂っていたものです。
なので、本当にすっかりまぁるいお月さまが、
ススキの穂によく映えて、
「やっぱりここに引っ越して来て、よかったねぇ~。」と
2人で喜び合ったのを、よく覚えています。
2人で並んで月を見上げたあの晩から、3年と少しが経ちました。
ひとり暮らしも板につき、
少しずつ、
周りも私自身も、あの頃とは違ってきています。
いつまでも落ち込んだままではいけないとも思うし、
その為には何をしたら良いのか、考える自分も居ます。
奥底に流れる悲しみと淋しさには変わりがないし、
それは今後も決して癒えることはないとわかっているけど、
前に向かって生きていきたい自分が居るのもまた真実です。
おごりでなく、
この強さは、あの凄まじい体験を乗り越えたからだと思うのですよ。
これこそ、旦那さんがくれた贈り物だと思ってます。
あ、もう一枚、
見ていて一番、お月さまが消えていた時の写真です。