いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

誕生日

今日は旦那さんの誕生日でした。


もう、祝う人が居なくなってから3回目の誕生日です。


「おめでとう」と言っていいものかどうなのか。


だってあの人はもう歳は取らないし、


ずっとずっと、亡くなった歳のまんまなのだから。


でもとりあえず、形だけでも…と思い、


コンビニでケーキを買ってきてお供えをしました。




ここのところ少しずつ、


旦那さんが生きていた頃の記憶が薄らいでいくのを感じています。


彼の最後の誕生日は、どんな風に過ごしたのだっけ?とか、


余り印象に残っていないことから、だんだん忘れていってます。


わりと最近までいろんなことを事細かに覚えていたのに、口惜しい思いです。




一番よくあるのは、


「あれ? あの出来事は、旦那さんが亡くなる前だっけ? 亡くなった後だっけ?」という疑問です。


もちろん旦那さんが関わっている記憶は、彼が生きていることは明白なのだけど、


旦那さんが登場しない、例えば職場の思い出など、


「職場であの出来事が起きたのは、


2020年6月より後だっけ? 前だっけ?」と、わからなくなってる。




例えば、2020年の定期検診は旦那さんが亡くなった病院に行ったからとても寂しかった…とか、


そういう大きなイベントは覚えているのですけどね。




日常のいろんなことに追われて、


ついでに脳ミソの老化も手伝って、


旦那さんの存在自体が、


どんどん過去の、私に何も影響しない、ただの「できごと」になっていくようで、


悔しい思いだし、寂しいです。






旦那さんの写真の前に、ケーキをお供えして、


(詳しく書けば、大好きだったセブンイレブンのシュークリーム)


何だかいつもに増して、ニコニコ笑顔が素敵な旦那さんが、


ありがとね、と言ってくれた気がしました。

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