いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

埼玉にて

旦那さんは、毎年、自分の誕生日が終わった週末、


家のベランダに、クリスマスのイルミネーションを取り付けるのを、


習慣みたいにしていました。


なので今年も、もし生きていたなら、


今頃、うちのベランダはペカペカ、ピカピカ、


サンタクロースがハシゴを登ったり降りたり、


お星さまが水平移動をしていたり、


トナカイさんが走ってたり、


そんな華やかなクリスマス劇場になっていたことでしょう。




今のアパートに引っ越して、結局イルミネーションは一度だけで終わってしまいました。


でもそのために旦那さんは、


引っ越したばかりの時に、知り合いの電気屋さんに家に来てもらって、


コンセントが外でも使えるように、小細工をしてもらっていました。


それから旦那さん、アサガオのツルを這わすために、ベランダにネットも作ってたしね。


彼の頭の中には構想がいろいろあったらしいのですが、


何も実行できないまま、ネットは一度も使うことなく、


あっちの世界に行ってしまいました。


(そのネットは今もベランダに張ったままになっていて、


いつかそのうち、私がアサガオを咲かせることが出来たら…なんて思ってます。


日に当たってネットもだんだん痛んでくるし、


思ってるだけで実現しないかもしれないけど。)






実は私、今日、埼玉に来ています。


先日も少しお話ししましたが、


今日は旦那さんが亡くなって初めて、一泊二日の旅行中なのです。


角川武蔵野ミュージアムでファン・ゴッホ展をもう一度鑑賞するために、


埼玉に来たのでした。





今まで深くお話したことありませんでしたが、


私、足が片っぽ、ひざ下から無いのです。


(あ、もちろん義足つけており、障がい者手帳を持っているのはそのためです。)


なので、


旦那さんが居た時にはもちろん大丈夫だったのだけど、


ひとりになってから、お風呂がちょっと自信がなくて、


今まで宿泊をチャレンジしませんでした。



だけど、最近になって、


「それじゃあずっと旅行できないなぁ」と思って、


勇気を出して、宿泊旅行を試してみることにしたのです。


ビジネスホテルの浴槽は割と入りやすいんだよね。


なので、今回もルートインを選んで、


お風呂は大成功でした(喜)。




私に旅行の楽しさを教えてくれたのは、旦那さんなんです。


旦那さんと会うまでは、私、旅行に全然興味なかったの。


だけど、旦那さんと一緒にあっちこっちに出掛けているうち、


旅行前は、それが楽しみでワクワクできるし、


旅行中は、いろんな体験や美味しいものを食べたり、


なんて素敵な趣味なんだろうと、旅行が大好きになったわけです。


もちろんお金もかかるし、そんな贅沢はできないけれど、


ほんとにたまの旅行は、ストレス解消に持ってこいデス。




ファン・ゴッホ展は、来場者がとても多くて開催が延長になったほどだそうで、


今日も、すごい人でした。


だから正直、


私は演出にのめり込む(イマーシブ?)ために行ったのに、


人の頭ばかりを観ているみたいで、全然のめり込めむことができませんでした。


でもゴッホは好きだし、演出自体はとても良いものなので、


出来ることなら空いている時にもう一度観に行きたいです。


そう言う意味で、ちょっと残念でした。




今日はホテルに、パソコンを持ち込みです。


無料Wi-fiのパスワードを教えてもらえば、家と同じに作業ができるし、


このあとzoomのお喋りに参加する予定でいます。


本当に便利な世の中になったもんだ(?)。


慣れない地ですが、秋の夜長を楽しみたいと思います。

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