いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

なかなかできない経験

昨日はなかなかできない経験をしてしまいました笑。


深谷市のホテルに泊まった後、


昨日は朝7時過ぎに出発して、秩父に向かいました。


もともとの構想では前の日に奥秩父まで行ってみるつもりでいたのですが、


高速道路の大混雑で諦めて、


昨日は、その代わりに、紅葉の見ごろの滝沢ダムに行く予定でした。




ですがひとつ誤算がありました。


開いているガソリンスタンドの数を見誤ったことです。


実は前の日、ガソリンが半分近くになっていることが少し気がかりだったのですが、


深谷市に着いた頃にはすでに暗くなっていて、


疲れも手伝って、「明日にすっぺ。」にしたのでした。




ですが昨日の朝、ホテルを出たのが7時過ぎで、まだスタンドは空いておらず、


秩父に着いて、一応、山道に入る前に地図で確認したのですが、


日曜日はガソリンスタンドも休みの場合がある…という事を忘れていました。




滝沢ダムまでのガソリンスタンドが3軒とも休みなのを、


ガッカリする思いで眺めて、


本当ならもう少し足を延ばすつもりだったのですが、


ダムで紅葉を楽しんだのち、まっすぐ秩父市から帰りの高速に乗ることにしました。


下に写真をアップしますが、紅葉はとても美しく、真っ盛りだったです。





ですが帰り道……。


悪い事は重なるもので、


なんと交通事故の影響で、秩父市内に戻る道路が閉鎖になってしまったのです。


やむを得ず入った細い市道で、


前に進めず後ろに引き返せない渋滞に巻き込まれることになってしまいました。


そしてその時、残り10キロを切った走行距離予測の表示が消えてしまったのでした。





表示が消えたのちもしばらく渋滞から抜けられず、


そこを抜けてから警察官に確認すれば、


秩父市方面への道路は封鎖が解除されるのに3~4時間かかる…という話でした。


(秩父の警察官は凄く親切です。渋滞に巻き込まれた車1台1台に、何分も何分も長い時間をかけて、事故説明や迂回道路を対応していました。)




私はすっかり頭がクラクラしてきて、やむなくJAFに電話しました。


JAFではガソリンを10ℓ摘んですぐ来てくれることになり、


なんとか事なきを得たというわけです。





ともかく、昨日はなかなかない経験をしました。


山の中でガソリンがなくなるかもしれないという恐怖、


しかもそれを、ひとりで経験したわけです。


JAFに連絡を取れたからよかったようなものの、


横に旦那さんが居たら、どれだけ違ったろう、と思います。


旦那さんが横に居たら、


ガソリンが沸いてくることはないにしても(笑)、


勇気は百倍、心強さは千倍違ってたろうと思います。




でも、そんなことを感じながら、


ひとりでも、旅行はなかなか楽しいものでした。


怖い経験もしたけど、


天気はもってくれて、紅葉はとてもきれいでした。






そしてそして。


すごく素敵な買い物もしたのです。


それは、近くにガソリンスタンドはないかと聞くために立ち寄った、


道の駅で見つけたクリスマス・リースです。




今年こそは、旦那さんが亡くなって以来初めてですが、


クリスマスを少しだけ飾ろうと思っていた矢先です。


だから、それを見た瞬間に、


旦那さんが私にくれたプレゼントだと確信し、


ちょっと値は張ったけど、小さいのと大きいのを一つずつ購入しました。


部屋のどこに飾ろうか、もうだいたい決めてます。




今回の旅は、支離滅裂で、どったんばったんしたけれど、


考えようによっては、とてもおもしろい、楽しめた旅行になりました。


なのでまた、ひとりでどこかに行ってみようと思っています。


色気もないけど中年女の一人旅。


それもまた、乙なものかもしれません。



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