いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

クリスマスの準備

もしかして、ちょっと早いのかもしれないけど、


家の中にクリスマスの飾りつけをしました。


…というのも、旦那さんが生きている頃には、


彼は自分の誕生日(11/11)が終わった週末に、


必ず飾りつけをしたものだったのです。




でも、旦那さんはお祭り(?)が大好きだったから笑、


まるで子供がいる家庭みたいに、


家の中をモールで飾ったり、


窓に半透明のサンタさんシールを貼ったり、


ベランダにイルミネーションを巡らしたり。


ほんとにクリスマスを楽しんでいました。


それにくらべたら、


今日の私の飾りつけは、段違いに地味なものです。




しばらく悩んだのね。


クリスマスツリーやリースを飾るか、今年も飾らないでおくか。


もちろん旦那さんが亡くなって以来、まったく飾ってなくて、


でも、3回目のクリスマスを迎えるにあたって、


どうしようか、かなり悩んだ結果です。




何を迷ったかというと、一番抵抗があったのは、


彼が閉まったオーナメントを、箱から出してしまうこと…でした。


本当は、旦那さんが閉まったまんまにしておきたかったんです。


私がそれを開封して、箱を開けてしまうことは、


旦那さんが手を加えた、大事な貴重な「爪痕」を壊してしまうこと…に思えました。


だから、戸惑ったのです。


あの人が遺していったものを、またひとつ失ってしまうことを意味しているから。




だけど、考えた末、


「そういうものなのだ」と少しずつ割り切っていくことにしました。


「旦那さんがオーナメントを閉まった箱や袋」は、


私が手を加える今日をもって、


「私がオーナメントを仕舞う箱や袋」に変わってしまうわけだけど、


ですが、それが世の常。


今を生きている者が、前を向いて生きていく事なのだろうと。


そして、


私には、今、それは必要な事なのだろうと。




なので今日は、


3年前に旦那さんが閉まった、小さなクリスマスツリーをひとつと、


壁に掛けるいくつかのオーナメントと、


この間、私が秩父の道の駅で買ってきたリースを飾り付けました。




(でもほんとは、今日やる事は、実は今日決めたんです。


今日は午前中に美容院に行って髪をカットしてきたのだけど、


そこの美容師さんに、先日秩父に行った話をしていて、


「元気を取り戻したわねー。前を向いて生きてる感じがするわ。」


と言われて、勢いづきました。


「よし。今日ならクリスマスの箱を開けられるぞ!」と思って、


帰って来て、テレビもつけずに作業をはじめ、


すごい勢いで飾り付けを終えたのでした。)


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