いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

ピンク色の花のシクラメン

旦那さんが亡くなって、3回目の12月がもうすぐです。


先日は、今年こそはとクリスマス・ツリーなどを少しばかり飾りつけ、


今日はシクラメンの鉢を一つ買って帰ってきました。




ホームセンターの花売り場に行って、


クリスマスらしいから…と、最初は真っ赤のシクラメンに目が行ったのですが、


結局は、いかにも旦那さんが選びそうなお花が咲いた、


今風の少し縮れた花びらの、ピンク色の可愛いシクラメンを選びました。





本当はこの間、


クリスマスが近くなったらシクラメンを飾りたくて、


植木鉢を乗せる細い鉄パイプ製のスタンドも買っておいたのです。


だけど、実際鉢を乗せてみると、あまりに貧相なスタンドで、


軽い鉢では重しにならず、なんだかすぐに倒れそうなので、


残念だけど、諦めました。


そして代わりに、スタンドにはもうちょっと重たい、


大きな鉢のオリヅルランを乗せることにしました。





結局、今日買ってきたシクラメンは、


ひっくり返したビール瓶用の箱の上に置きました。


これは亡くなる少し前に旦那さんが、植木鉢を乗せるために置いた箱です。


( 母の日のちょっと前に、何故か私にカーネーションの鉢をプレゼントをしてくれた時のもの。(だけど結局日照時間が足りず、ほとんど咲かずに枯れてしまう事に。無念。) )


ビール瓶の箱は、ここに引っ越してきたときに、どこかの酒屋からもらってきたらしく、


ベランダにも同じ箱が幾つか置いてあります。


実はこの箱はとても重宝していて、


旦那さんが亡くなってからもずっと、


部屋に置いてあるのは植木鉢用に、


ベランダのは小物入れや物置台に、


丈夫でしっかりした箱なので、未だにフル活用しています。




でも、せっかくのお洒落なシクラメンなのだから、


本当ならスタンドもお洒落にキメたかったんですけどね。


ですが、倒れて鉢が割れたり土がこぼれたりしたら元も子もないので、


旦那さんが準備してくれてたビール瓶箱の上に飾ることにします。







今年はようやく、


クリスマスをクリスマスらしく、過ごす気力が戻ってきました。


もちろん、一緒に過ごす旦那さんが居たら、


何百倍も、何千倍も、楽しいクリスマスになるのでしょうけど、


それがもう、どう望んでも叶わないことを、


今の私は100%近く受け入れています。


(つまり、一昨年と去年のクリスマスの時には、


まだそれをちゃんと受け入れることが出来ていなかったから、


何も行動を起こす気になれなかったのだと思います。)





今の私は、


あの人が居ないクリスマスに、


あの人が居ない生活に、


あの人が居ない人生に、


いくらかでも納得しなければ、


先には進めないんだと、腹を決めたところがあります。




なので、


ひとり旅行に行ってみたり、


オンラインに参加してみたり、


クリスマス・ツリーを飾る気持ちになったり、と、


少しでも積極的に、ひとり時間を過ごす気持ちになったんだと思います。




要するに、


しょうがないからね。


ひとりなんだもの、ひとりで楽しむ他ないからね。


だけど、


ひとりで泣いてるよりはずっと、


生きてる意味がありそうな気がしてます。



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