思い出の桜エビ
前にも書きましたが、
私の職場の周りには土がいっぱいあるためか(?)、
ときどき、自分の家でとれた野菜を持ってきてくれる職員さんが居ます。
そして今日も、今の季節、霜が降りないうちに…と、
野菜を箱で3つも4つも、持ってきてくれた人が居ました。
なので私、まるで一人暮らしとは思えないくらい、
今日は野菜をたくさんいただいて帰ってきました。
水菜、大根、菊の花、そして一見カブのような、でも切ると中が赤い大根。
カブのような大根は名前がわからないのですが、スライスしてサラダにするとおいしいんだそうです。
菊の花は旦那さんが好きで、節になると、よくスーパーで買ってきたりしていたので、
酢の物にしてお供えするつもりで戴いてきました。
特筆すべきは大根です。
大根の葉っぱってカロチンやビタミンが含まれてて、とても体にいいと言います。
だから以前から、大根を買ったら葉っぱは必ず食べるようにしてきたし、
旦那さんにもその都度、食べてもらってました。
今までは、〇〇の一つ覚え的に、
塩でもんでかつお節とお醤油をかけてご飯のお供、がほぼ100%で、
旦那さんにもそれ式でばかり食べてもらっていたのですが、
今日戴いた大根の葉っぱが、ものすごく伸びていて、
大根の長さと同じくらい、長く元気に葉っぱが生い茂っており、
そんな大量の塩漬けを作っても食べきれないぞ、と、
ちょっとやり方を変えたのです。
スマホで見つけたのは、
大根葉と桜エビのごま油炒め、です。
あぁ、どこかに桜エビがあったはずだぞ…と棚を探したらありました。
桜エビは、旦那さんとお好み焼きを作った時にいつも入れていて、
それがそのまま未開封の状態で3袋、残ってました。
……、買った時の事を覚えてました。
何だか知らないけど、近場のスーパーに桜エビが見当たらなくなった時があって、
「旦那さんも私も大好きなお好み焼きに、桜エビが入らないなんて…、
桜エビの入っていないお好み焼きなんて、あり得ない…。」と、
あちこち探し回って、やっと見つけた桜エビの小さな袋を、
嬉しくて、一度に3つも買ってしまったのです。
だけど、それからお好み焼きは一度も作らないまま、
ほどなくして旦那さんは逝ってしまい、
桜エビの袋は未開封のまんま手元に残り、ずっと棚に入っていたのでした。
乾物だから大丈夫、ということにして(笑)、
大根葉とごま油で炒め合わせ、ダシ粉と醤油で味付けをし、最後に白炒りごまをふったら、
なかなかおつな一品になりましたよ。
スマホで、レシピの感想のところに、
「子供に出したらほとんど食べなかった」とか書いてあったけど、
大人の私には、
桜エビとゴマの風味が香ばしくて、
充分美味しく、ヘルシーなおかずになりました。
明日のお弁当にも持ってゆくつもりです。