いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

現実感

渡辺徹さんが亡くなったのだそうですね。


まだ61歳だったそうで、若さに驚いてしまいました。


しかも、徹さんが腹痛を訴えてから1週間程度の急死だそうで、


郁恵さんも、どんな思いでおられるか…。


本当に言葉がありません。




たぶんまだ郁恵さん、現実感はまったくないと思います。


だんだん現実感が沸いてくるのって、49日を過ぎたころあたりでしょうか。


私の場合ですけど、お葬式も終わって、生活もそろそろ元に戻り始めて、


日常は戻ってくるのだけど、そこに旦那さんだけが居ない…という感じでした。


現実の生活の中に、あの人だけが欠けている感じです。


そこで初めて、もう居ない、ということを現実の事として感じました。


それがちょうど49日当たりだったなぁ、なんて思い出します。




49日の仏教上の意味は、勉強不足のため知りませんが、


何百年にも渡るたくさんの死別者たちの経験から、


49日という日を一つのポイントにして、


死別者が心積もりを新たにしたい日、としての意味もあるんじゃないかな、なんて、


勝手に想像します。





この一年でも著名な方がたくさん亡くなられましたよね。


少しずつ、少しずつですが、


私たちも皆、平等に死が近寄ってきているな、とリアルに感じる今日この頃です。



そしてだんだん、死ぬことが、以前より怖くなくなってきてはいませんか?


死別者は特になのでしょうけど、


死んだら、愛する人が待っているあっちの世界に行くだけなのだし、


私なんか、自分の身の回りの知り合いでも、死んじゃった方が数名いるから、


何だか子供のころに感じてた「死」とは随分違って、


結構、身近な出来事になって来てる気がします。



だけど、「死」について、こんなことを悠長にのんびり考えるのは、


私が、近親者の死別から少し時間が経った人間だからで、


ご家族の死に直面したばかりの郁恵さんにとっては、


生きるのが必死な毎日がしばらく続くと思います。




渡辺徹さんのご冥福をお祈りいたします。

×

非ログインユーザーとして返信する