いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

無念さに泣く

今日は、めずらしくオーケストラの演奏を聞きに行きました。


私、中学生の時のクラブ活動が吹奏楽部だったのです。


担当はアルト・サックスでした。


女子だったら普通、フルートとかクラリネットとかを夢見がちなんですが、


私はいつも、でっかくて重い金属の楽器を担いでました。





その関係で、


好きなオーケストラの演奏会を見つけたので、今回聞きに行くことにしたのです。


今日は、小さい演奏会場でしたが、想像よりずっと音が広がってとても楽しめました。





演奏中は撮影禁止になってしまうので、


演奏前にこっそり撮った写真です。


ちょうどまだバックヤードで、演奏者が銘々にチューニングをやっている時です。


気の早い数名が、もうステージに上がってきて音出しをしていました。


その音をちょっと想像しながら、下の写真をご覧いただけたら嬉しいです。







まだ旦那さんが元気だったころ、


この同じステージに、別のオーケストラが来て、


2人で見に行ったことがありました。



旦那さんはあんまり音楽は趣味ではなくて、


クラシックも聴かないけど、演歌も聴きません。笑。


だけど、隣りどうしの椅子に座って一緒に演奏を聴いた後、


会場を出てエスカレーターを降りながら、


「本当に素晴らしかったよ! 感動したよ!」と、


すこし上ずったような大きな声で、私に感想を話してくれたことがありました。




その同じエスカレーターに、今日も乗ったし、


その日とおんなじ風景が目の前にあって。



今日もし彼が生きていて、


一緒にまた聴きに来れたのだったら、どんなに良かったろう、


どんなに喜んだろうかと。




素晴らしい演奏だったからこその、無念さになりました。

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