いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

他虐(造語)(4)

ねことねずみ

退院前日の土曜日、


リフジン様は出勤日だったため、


彼に最後のリハビリテーションをしてもらうことができました。


そしてリハを受けたのち、病室まで送ってくれた彼に、私は言いました。


「握手だけ、してもらっていいですか」。





その日のリハビリは、ふたりとも何だかぎこちなかったです。


そういうものですよね、別れって。


前日まで親しく仲良くお喋りしてて、他の先生や患者さんに冷やかされた程だったのに、


当日はふたりとも無口になってしまって。。。




なんだか彼は話すことに困って、


言うに事欠いて  ♬きちんと体が欲しがる食事をとること  (^^♪  なんて話をしだすし、


私に「最後の日にそういう話ですか!?」と言われて、


「だって大事なことだろ。」だって。


そりゃあ大事ですけどさ。 今じゃないでしょうよ。





病室に戻ってきてしまって、


彼はもう次の患者さんを迎えに行かなければならない時間だし、


私は、だから最後に言ったのです。


「握手だけ、してもらっていいですか?」。



もう私なんて、別れが間近で神経が上擦ってて、言葉も敬語しか出てこない。


だけど、最後に彼に言う言葉は、既に決まっていました。


最後に握手だけ、してもらおう。




彼が握手を苦手とするのは承知の上でした。


ここは私の他虐さが表出しました。


リフジン様は、相手と不用意には接触したくないという性分。


それは、彼のリハビリのやり方でも顕著だったのです。


最初のうちこそ、私が前の先生の時に驚いた、


「自分の膝の上に私の膝を乗せて、私の太ももをもむ(もみしだく?)」ということを、


リフジン様もやったのです。


そこらへんは彼も彼なりに、プロフェッショナルに割り切っているらしい。


(  何故覚えているかと言えば、「あ~、どの男の先生も、やっぱりこういう事やるんだなぁ」と思ったから。


そのころはまだ病院を移ったばかりで、リフジン様など私の眼には、ただのガキンチョでしかなかったから、別になんてことなかったけど、


とりあえず、「やっぱり世の中は狂ってる。いくら医療でも、男性は女性にこんなことをやってはイカン!」とビックリしたから、すごくよく覚えているのです。


前にも謝りましたが、もしリハビリの先生が読んでいたら、ゴメンナサイ!)





でもそのうち、リフジン様は作業療法士として私の身体の様子がわかってくると、


ほとんど彼は、私の身体に触らなくなりました。


リハビリ中、私には一切手を触れず、


私が自分でタオルを使って自主トレをするのを指導したり、


「はい、もっと足上げてぇ~。」と指示だけ出したり、そんなんばっか。


「触るのは嫌だ」と思っているのか、


はたまた「触ったら申し訳ない」と思っているのか、


どっちなのかは知らないが、


私はそれを何とかして払拭したかったのです。






てか、超えてきて欲しかったの。  


私だから。


私が受け止めてあげるから。


飛び込んでおいで、 私の胸に。




私はきっと、あなたには特別の存在のはずで、 


だから、できるはずなのよ。  


飛び超えてきて欲しかったの。


障害を。 


あなたの心の障碍を。

×

非ログインユーザーとして返信する