瞳(2)
先週の土曜日に5日ぶりに父のお見舞いに行きました。
都合があって、母とは別々にお見舞いをするはずでしたが、母が時間を併せてくれていて、結局ふたりで一緒にICUに入ることになりました。
父の病室は、5日前よりまた更に奥まった部屋(ナースステーションから遠い部屋)になっていて、
「うん、うん、うん、よ~っし!」と、心の中でガッツポーズ。
こんなに父の回復を素直に願う自分に、私は少し驚いています。
いろいろ、確執はあったんですけどね。どうやら父も私も、いつの間にかそれを乗り越えることができていたらしいです。
つい先週…つまり父が入院してからの話ですが、私は母から少しショッキングなことをふたつ聞きました。
ひとつめのショックは、嬉しい驚きです。
それを簡単に言えば、私が投身自殺未遂をした時…ですからも二十数年前の話ですが、父がそれを知った時、父は母の前で、声を出して号泣、男泣きに泣いたのだとか。
そしてふたつめのショックは、なんとなく切ない悲しい驚きです。
私の実母が亡くなってもう30年近くが経ちましたが、母(継母)が家に来てしばらくして、食器棚の奥のほうに何かが隠してあるのを見つけたそうなのです。
よくよくみると、それはマリファナ(医療用大麻)だったそうで。
それを父に渡したところ、何も言わずにサッと隠すように受取り、それ以降もそれについては一言もないらしい。
後妻に入った継母としては、何かおかしな空気を感じたらしいです。
今は昔、当時流通していたセデスという頭痛薬があったけれど、母はそれを睡眠薬代わりに毎晩飲む人でした。
だけど、マリファナ? ふぅーーん、です。
いくら医療用と言っても、用途以外の使い方をすれば、それは違法になるんだと思う。
それに、怖くて聞いていないけれど、その小瓶の封は空いていたのかしら。
使った形跡は、あったのかしら。
父もかなり意外に感じ、いくら死んでいるといっても実母のために、もしかしたら暗黙の裡に処分をしたのかもしれないです。