いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

瞳(1)

ねことねずみ

今日は母も用事があって、私たち二人とも、父の見舞いができない一日になりました。


寂しかったのじゃないかしら。


ベッドの上でぼんやりと天井を見ながら、何を考えて、長い一日を過ごしたのかしら。




父はもともとが神経質だし、ジッとしていられないタイプ。


思いついたらどちらかというと、パパッと行動に移す。


そういうところは私も似ていて、私も同じくジッとしていられない人間です。


それに、父は今までは健康で、寝込んだことなどない人だから、


一日ただ寝てるだけ…なんて生活を、彼はしたことが無いはずなのです。(健康な人は普通みんなそうだけどね。)


だから、(本人に聞いてみなきゃわからないけど)、一日全く動けない今の生活は、彼にとったら本当に耐えがたい生活なのじゃないかしら。


だとしたら可哀そうだ…と、親孝行の一つもしていない娘だけれど、やっぱり父の一人娘の私は、そんな事を考えたりするのでした。





実は昨日、母が少し気になる話をしていました。


「お父さん、やっぱり少しヘンなところがあるみたいよ」。


父が倒れる前、実家の洗濯機を新しくする必要があって、最新式のものを一つ購入したのだそうです。


だけどまだお金が未納になっていて、早急にそれを払う必要があったのだとか。


「お金をおろさなくちゃならないから、お父さんに聞いたのね、銀行に行こうと思って」。


「そしたら、通帳と印鑑はわかるのよ。だけど、カードがわからないの」。


私が「え? カードをどこに置いたか忘れちゃったの?」と聞くと、どうやらそうではないらしい。




「カード」というのが何なのか。 どういうものを指すのか…が理解できないらしいのです。


母が、自分のバックからカードを取り出して、「こういうものだよ」と見せたのですって。


だけど、「わからない。」としか言わなかったのだそうです。





ところで、話が本題からそれますが、


私の職場は訪問介護の事業所なので、今回、それがものすごく役に立っています。


私が現在住んでいる場所と、父が住んでいる実家は違う県にあるため、今回、私の職場のケアマネに、父の介護支援をお願いするわけにはいかないのですが、


それにしても、いろんなことを教えてもらって頭に詰め込んで、


実際、今度の火曜日……本当はこの日に有給休暇を取ったのは、亡き実母の法事を行なう予定があったのですが、それも今回のことで延期…というか中止?になりました。……、


なので予定を変更して、今度の火曜日には病院の相談員さんと、今後のことについて話をすることになっています。






カードの事、……父の記憶が心配だったので、今日も職場のケアマネさんを捕まえて、聞いてみました。


すると、倒れてしばらくの間は、よくある話ではあるそうなんです。


記憶がボンヤリしていたり、まるで無くなっていたり…ということが。


だけど一方で、それが、認知症や高次脳機能障害の症状であることも……とのことでした。




カードが、その意味が、わからない?


そう聞いた時、私も中途半端な知識ではありますが、高次脳機能障害…という言葉が頭に浮かびました。


少なくとも今までは認知症の症状はなかったし、多少の物忘れはあるが、年齢を考えるとかなり優秀な(?)脳みそだった筈なんです。


だけど、脳梗塞って、こんなふうになっちゃうの?


手や足の麻痺なら話は分かるけど、記憶にも影響が出ちゃうんだ。


しかもねぇ、高次脳機能障害なんて、一般人にはなかなか理解しづらい、なじみの薄い病名まで浮かんできちゃって。




これから、父の「できないこと」に、私たちは少しずつ出会ってゆくのかもしれないです。

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