いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

小花


長実雛芥子。


ナガミヒナゲシ というそうです。





今日は休みだったので、ウォーキングは明るいうちに2回歩きました。


だから、最近にしては珍しく7500歩ほど歩いています。


仕事に戻る前は割と歩いていたのですが、戻ってからは下手をすると2000歩ぐらいしか歩かない日さえあり、


健康寿命を延ばすために、これからもずっとウォーキングは必須だなぁと思っています。





見上げると、桜の木はもうすっかり葉桜です。


路面に、誰かに踏まれたような花びらが痛々しく張り付いているのが、とても痛ましい気がしました。


ついこの間は、あんなに美しく皆の目を引き付けていた花びら達なのに。






そんなことを思いながら歩いていると、歩道のあちこちに可愛い小花が咲いているのを見つけました。


いつもは暗くなってから歩くから、だから気が付かなかったんですね。


あ、可愛いヒナゲシだ。




最近は便利な機能があるから、道端に立ち止まって早速グーグルで画像検索。


可愛い花の名称を見つけました。



ナガミは長実。その名のとおり果実(芥子坊主)が細長いところから、その名が付いたようです。




だけどこんな可愛い花なのに、外来種だし毒を持っているのだって。


ネットを見る限り、「危険外来種」だの「駆除方法」だの、そんなんばっかです。


ケシの仲間だから、そこはしょうがないのかもしれませんが…。





だけど私自身の事として、


外来種で毒を持っている…と知った途端に、


可愛いと感じたことや、写真を撮ったことすら恥ずかしいと思う、この感性は一体何なのでしょう!?


花々にとっては、自分が外来種だろうが何だろうが人間が勝手に連れてきたのであって、


そんなの関係ねー(古っ)話だし、


毒は、その植物にとっては身を守るためのもの、の筈です。


毒のある植物は害だ、悪だと決めつけるのは人間の勝手であって、


そんな一方的な感覚を疑問に思わない、そんな自分こそ恥じなければならないなぁ、とちょっと反省をしました。




ね。


桜の花と、ケシの花。


対照的な二種類の花がほとんど時期を同じくして開花し、双方人の心を和ませる。


それなのに一方は崇め奉られ、一方は駆除対象とさえなってしまう。


そんなん人間の勝手な話じゃねーかよ、と思うわけです。


そんなことばっかりやっているから、


地球が温暖化したり自然災害が巨大化したりするんだよ。




でもそういう事ってあながち、


誰かの偏見や一方的な考えで、実はあっちこっちにある話かもしれません。


片寄った勝手な価値観で物事を捉えてしまうこと。


そしてそれは、不用意に他人を傷つけたり、そのもの自体の方向性を変えさせたりしてしまうかもしれません。


在ることだけを見て判断する勇気と気構えを、大事にしたものですね。

×

非ログインユーザーとして返信する