いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

2021年9月のブログ記事

  • 別れ

    私の働く職場で、今日をもって3人の方が辞めて行かれました。 2人は希望退職、1人は会社都合による退職です。 会社側の都合…と言っても、別に怠けてるとか休みがち…というのではなくて、 給料と年齢の兼ね合いで、会社から肩をトントンとたたかれた…というヤツでした。 肩をトントンの人は事務職だったので、私... 続きをみる

  • 怒りの原因

    何で私ばかり…というコメントを戴きました。 私もまるっきり同じ気持ちです。 何で私ばかりこんな目に合わなきゃならないのか。 私と同年代の人はまだまだ家族に囲まれて、幸せに毎日を送ってるのに。 困ったら助けてもらえるし、相談できるし、愚痴聞いてもらえるし、 抱きしめてもらえるし、守ってもらえるかもし... 続きをみる

  • 割り切る

    生協のカタログの中に、来年のカレンダーを見つけました。 「ひゃぁぁ! 2022年だって!」。 早いものです。 来年になれば、旦那さんが知っている私より、2つ歳を取ります。 (また目尻のシワが増えます。) 毎年少しずつ、 旦那さんが知っている私から、だんだんだんだん歳を取っていきます。 いずれそのう... 続きをみる

  • 慣れることができません

    帰って来ると、誰もいない真っ暗な部屋が待ってます。 日が短くなったから余計に、真っ暗。 だけど、その真っ暗な人気のない部屋に、 ほとんど違和感を感じることがなくなってしまいました。 もちろん、玄関口に置いてある旦那さんの写真に声をかけることは忘れません。 「ただいま。今日も無事に一日過ごせたよ。守... 続きをみる

  • 旦那さんが息を引き取った病院で、健康診断を受けること

    くっついて抱っこしている時が一番幸せだったなぁ、なんて。 くっついてると、馴染みの肌の触感と匂いがして、あったかくて。 はぁーーーー。 疲れている時って、こういうことを考えがちです。 明日はリポビタンÐの出番かな。 今年ももうすぐ、会社の健康診断があります。 去年の健診は、旦那さんが息を引き取った... 続きをみる

  • ちょっと、ひがんでいます。

    帰り道、もうすっかり暗いのですが、 今日、今年初めて、誰かの家の庭でチラチラ光っているものを見つけました。 まだ絶対、季節的には早すぎるのですけど、 え? あれってもしかしてイルミネーション? もちろんクリスマスツリーを飾っているのではないけど、 庭木に? 窓辺に? チラチラ電飾が光っているのが見... 続きをみる

  • 居ないことに少しずつ馴染んできました。

    私、ほとんど夢を見ない人なので、(覚えてないだけだそうですけど。) もしかしたらびっくりされちゃうかもしれませんが、 旦那さんの夢ってほとんど見たことないんです。 だから逆に、旦那さんの夢を見るのがすごく怖いです。 もし目が覚めた瞬間に さっきまで夢で会っていた旦那さんが、現実には居ない事に気づい... 続きをみる

  • 食べること

    前々から計画していたのですが、今日は休みだったので、 電機量販店にコーヒーメーカーを買いに行きました。 美味しいコーヒー入れたくて…というか、 旦那さんが居た時は、毎朝旦那さんが入れてくれてたのです。 旦那さんが好きなコーヒーは苦みの強いタイプで、 私は酸味が強いコーヒーが好きでした。(そこは私が... 続きをみる

  • 生きていくことだけ考えよう。

    愛してもらっていないと、寂しいのは当たり前のこと? 愛する人が居ないと、空っぽな気がするのは当たり前のこと? 周りの人たちはみな、 仕事に、生活に、遊びも含めて、生き生きと楽しげに生きているように見えてしまって、 私だけ、何だかぽつんと取り残された感じ。 生きていれば、ちょっとしょげるようなことも... 続きをみる

  • 去年の満月

    2年前の満月は、ふたりで夜空を見上げたのを思い出します。 昨年も今頃も、満月の記事を書きましたが、 あの頃の私と、1年後の今と、やはり少し心境が違う気がします。 1年前は、旦那さんを失ったことが思考のほぼ95%くらいを占めていて、 他のことは全部、「どうでもよいこと」でしかありませんでした。 でも... 続きをみる

  • 写真の笑顔

    籍が入っていなかったため、 旦那様の位牌は手元にありません。 代わりに遺髪の入ったフクロウの小さな陶器の小物入れと、 写真を数枚印刷して額に入れて置いてあり、 お花を供え線香をあげることにしています。 遺髪は、亡くなった時に枕元に抜け落ちていたものです。 亡くなって少しして、まだ他の家族が見えない... 続きをみる

  • 暴走事件(2)

    ただでさえ家族の死という厳しい状況下にあるのに、 その死に方は、決して仕方がなかったと割り切れるような死に方ではないし、 一方で、その原因を作り出した(しかも所謂上級国民の)被告は自分の非を認めないわけで、 奥様とお子さんを同時に失った原告の松永拓也さんは、 さぞかし気持ちの整理をつけようがなかっ... 続きをみる

  • 暴走事件(1)

    池袋暴走事件で、実刑判決が確定したとのニュースを見ました。 愛する家族を同時に2人も亡くされて、 悲しみや憎しみや、その他諸々の整理のつかない感情は如何ばかりだったかと思います。 たぶんきっと、私が家族を一人失った経験とは比べようもないくらい、 重く辛い経験だったことでしょう。 私の経験と比較して... 続きをみる

  • いつかは太陽のもとに

    思い出しますよね、楽しかった頃のこと。 一緒にどこかへ遊びに行ったり、 一緒にテレビ番組を見たり、 ただくっついて、そばにいるだけで落ち着いたり。 そんな普通の日常が、日常じゃなくなってしまった日。 あの日から、全部が変わってしまいました。 生活習慣なども、ずいぶん変わった気がします。 コロナも手... 続きをみる

  • 誰も座っていない椅子

    今日は市役所に行ったり、スーパーに行ったり、 ビジネスホテルにも用事があったり、 何だか一日中動いていて、休みなのに却ってヘトヘトになりました。 こういう時は食事が手抜きできて、ひとり暮らしって楽だとか思っちゃいます。 昼はラーメン茹でて食べて、夜はレンチンでスパゲティでした。 麺ばっか。苦笑。 ... 続きをみる

  • 「気がする」だけの寂しさ

    寂しさって2種類あるような気がします。 本当に寂しい時と、「気がする」だけの寂しさと、 その2種類あるような気がします。 このブログにも何度も何度も書いているように、 旦那さんが居なくなっちゃって、毎日がとても寂しいです。 普通に生活していてひょんなことから、 2人で楽しく過ごしていたころのことを... 続きをみる

  • 「あんたに何がわかるのよ」

    しっかりと悲しむことは、できているほうだと思います。 旦那さんが亡くなって、ひとり暮らしになってしまったから、 誰に遠慮するわけでもなく、泣きたいときに泣いてきました。 (たぶん隣の部屋や上の階までは聞こえていないと思うので)、 声のかぎりに、泣き叫びたいときは泣き叫びます。 ほとんど誰からも、旦... 続きをみる

  • 聞かないでしまったこと

    聞かないでしまったことが、結構あるような気がします。 そんな大したことじゃないんですよ。 私は歳のせいで忘れっぽくて、 旦那さんは、私よりはずっと記憶力が良い人だったから、 生前は、私が忘れてしまったことを、 旦那さんに聞いて、いろいろ教えてもらっていたのです。 例えば最近、テレビで小布施の栗のこ... 続きをみる

  • 諦めの秋

    休みだったので、一日のんびり過ごしました。 のんびり…というと良い響きですけど、ぼんやり、かもしれません。 また例によってミシン掛けなどして、なるべく喪失感を感じないように過ごしています。 何かに夢中になっている時、没頭している時は思い出さずに済むもので、 そのツールとして始めたミシンでしたが、 ... 続きをみる

  • 9.11

    9.11から20年経つそうですね。 あっという間でちょっとびっくり。 ……だけど、3.11からも10年経ってしまったのだから、 ビルが崩れていく驚愕の映像が流れたあの日から、20年経つのもうなずけます。 9.11で旦那様を失った日本人女性のことが、テレビで放映されていました。 旦那様はツインタワー... 続きをみる

  • ナーバス

    一昨日なんだか気持ちがナーバスになっていて、 ブログで書いた内容も少しピリピリしていました。 ちょっとイジケ虫になってしまっていましたね。 もし、読んで不愉快になられた方がいたとしたら、ごめんなさい。 フツウに前を向いて歩こうとしている私のときもあるし、 ちょっと後ろ向きに「どーせ。」なんて思う私... 続きをみる

  • 移り変わり

    生前旦那さんも参加していた趣味の集まりがありました。 今はオンラインですが、旦那さんの知り合いもいっぱいいます。 集まりの様子はオンラインになっても全然変わらないのですが、 そこに旦那さんは居ません。 旦那さんは居ないけど、集まりの様子は全然変わりなくて、 なんだか逆にむなしくって、寂しくなります... 続きをみる

  • 旅をした思い出

    今日は休みだったので、一日家から出ずに、 マスクを縫ったり(←まだ懲りずに縫っています。)、 TELASAでドラマを見たりしていました。 なんだか、まるきり平凡な日常が過ぎていきます。 特に今、目の前に迫った悩みや心配事があるわけではないし、 現実的には幸せでもない代わりに特に不幸せということもな... 続きをみる

  • 未来のこと

    パラリンピックも終わってしまいました。 私特にスポーツ観戦好きなわけでもないから、 オリンピックもパラリンピックもそんなに見ませんでしたけど、 開会式と閉会式は見てて、じーんと来ました。 一緒に見ているはずの旦那さんが横に居なくて、 開会式だの閉会式だの、当然リビングで2人で見てるはずだったのに。... 続きをみる

  • 不幸中の幸い

    後悔することはたくさんあります。 前にも書いたことがあったと思いますが、 ふたりで旅行に行った晩に私が熱を出して、次の朝早々に帰って来てしまったことがありました。 結局それが彼にとっての最後の宿泊旅行になってしまったので、 申し訳なくて可愛そうで、今でも思い出す度に涙が出ます。 だから最近は、思い... 続きをみる

  • 愚痴も黙って聞いてくれた旦那さま

    この寂しさ、この辛さを、何故乗り越えなければならないのか、時々わからなくなります。 ちょっとネガティブな気持ちになっていますが、 会社で腹の立つことがあったせいで、少しイラついているためです。 感情が穏やかでないとき、帰り道に、旦那さんを思い出して泣くことが多いです。 逆に、穏やか過ぎて何も考える... 続きをみる

  • 去年の秋

    休みが二日続いてちょっと落ち込みました。 ここのところ、あまり調子がよくありません。 たぶん、秋っぽくなってきたからだなぁ…とうとう。 夏ってまだなんとなく救われるところがあるけど、 秋から冬にかけて、季節的に苦手です。 食べ物はおいしいですけどね。 日が短くなるせいか、気持ちが暗くなりがちです。... 続きをみる

  • ひとりきり

    今日は一日家に居ました。 特に買い物もなかったし、家でやる野暮用もあったし。 今日は一日家に居ようと決めてました。 ようやく、一日家に居ても、ひとりぼっちが平気になりました。 カーテンを閉め切っても平気で過ごせるようになったし。 旦那さんが亡くなってしばらくは、 休みの日でも一日家に居るとウツっぽ... 続きをみる