半年前を思い出して
昨日、一昨日あたりから、
6ヶ月前の今日は…、今頃の時間は…、と
思い出してばかりいます。
6ヶ月前の今日は、旦那さんが倒れた日だから。
ちょうど6ヶ月前の今の時間は、
旦那さんはもう意識はなく、ICUにいました。
コロナ禍だから(?)、面会できる時間はICUでも決められていて、
今の時間はもう私は家にいて、不安な時間を過ごしていました。
でも、まだ旦那さんが死ぬ…なんて、まるっきり想像していなかったのです。
もちろん意識はもうなかったし、
かなり広範囲の脳出血があること、
非常に良くない状態にあることは、担当医師から聞いて知っていました。
だけど、今までだって運の良かった人なんだから、なんとかなるよ。
もし後遺症が残ったとしたって、私が介護するから大丈夫。
まさか、死ぬなんて、ないないない。
家に一人、旦那さんの乾いた洗濯物をたたんだりして、
「帰ってきたときの準備」をおこたりなくしていました。
だけどあの日、病院から帰ってきたとき、
朝に旦那さんが飲み残していたコップに入った麦茶を
なんとなく簡単に捨ててしまうことができなくて、
鉢植えの植物に、水代わりに注いであげたのを覚えています。
なんだか、今まで普通に続いてきた日常が、
そうでないものに変わってしまう、みたいな、おぼろげな予感があったのだと思います。
だから、旦那さんが飲み残した麦茶、簡単に捨てることができなかった。
植物に飲み残しの麦茶をあげれば、旦那さんの命が植物に繋がるような、
おかしな願いがあったような気がします。