いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

半年前を思い出して

昨日、一昨日あたりから、


6ヶ月前の今日は…、今頃の時間は…、と


思い出してばかりいます。


6ヶ月前の今日は、旦那さんが倒れた日だから。




ちょうど6ヶ月前の今の時間は、


旦那さんはもう意識はなく、ICUにいました。


コロナ禍だから(?)、面会できる時間はICUでも決められていて、


今の時間はもう私は家にいて、不安な時間を過ごしていました。


でも、まだ旦那さんが死ぬ…なんて、まるっきり想像していなかったのです。


もちろん意識はもうなかったし、


かなり広範囲の脳出血があること、


非常に良くない状態にあることは、担当医師から聞いて知っていました。




だけど、今までだって運の良かった人なんだから、なんとかなるよ。


もし後遺症が残ったとしたって、私が介護するから大丈夫。


まさか、死ぬなんて、ないないない。


家に一人、旦那さんの乾いた洗濯物をたたんだりして、


「帰ってきたときの準備」をおこたりなくしていました。




だけどあの日、病院から帰ってきたとき、


朝に旦那さんが飲み残していたコップに入った麦茶を


なんとなく簡単に捨ててしまうことができなくて、


鉢植えの植物に、水代わりに注いであげたのを覚えています。


なんだか、今まで普通に続いてきた日常が、


そうでないものに変わってしまう、みたいな、おぼろげな予感があったのだと思います。


だから、旦那さんが飲み残した麦茶、簡単に捨てることができなかった。


植物に飲み残しの麦茶をあげれば、旦那さんの命が植物に繋がるような、


おかしな願いがあったような気がします。

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