いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

日の長さに助けられ

今日は夏至だそうですね。


朝早くから明るく、夕方が日の長い、今の季節が大好きです。


これから先は日がだんだん短くはなってゆくけど、


夏の間、しばらくはまだ日の長い日が続くから、うれしい。




2年前の今ごろは、旦那さんが亡くなってまだ間もない頃なので、


この日の長さ…というか明るさが、とてもありがたかったです。


コロナの第一波が過ぎたばかりだったから、人間たちはみな静かにしていたけど、


でも夏は冬に比べて日が長い分、


おてんとうさまに助けられている気がして、


寂しいながらも、ずいぶんありがたい気持ちになりました。


旦那さんがあの世に行く前に、その時期を自分で選んで(神様に申告して?)、


私を助けてくれたのかもしれないなぁ、なんて半分本気で信じてました。






話は変わりますが、


今日、職場で、外から帰って来た女子社員が、


「どうしよう! 瀕死の雀がいる! 


それからもう一羽、別の雀が騒いでる!」と事務所に駆け込んできました。


何があったんだ…?と、驚いて外に見に行くと、


確かに雀が一羽、動けなくなってしまって駐車場に倒れて(?)いました。


飛んできて、うちの会社のガラス窓に思いっきりぶつかったらしいのです。


様子から見て脳しんとうではなく、どうやら頸椎を骨折してしまったらしく、


もはや鳴くこともできずに、体をピクピクと動かしているような状態でした。




だけど実はもう一羽、別の雀が一緒に居て、


ビイビイとすさまじい声で鳴きながら、


瀕死の雀に向かって、何度も何度も急降下を繰り返しているのです。


まるで、「どうしよう! どうしよう! 私の友達が死んじゃう!!」と


悲鳴を上げているようでした。


その場にいた職員は皆、びっくりしてしまって、


「雀でも仲間が死ぬの、パニクるし悲しいんだねぇ…。」と、


皆、言葉少なになってしまいました。




15分くらい後に駐車場に行ってみたら、


瀕死の雀ちゃんは、すでに天国に旅立った後でした。


そして、ビイビイ鳴いていた雀ちゃんは、もう姿は見えませんでした。


職員2人で、スコップで小さな穴を掘り、


雀ちゃんを埋めて手を併せました。




席に戻ってから、私、


もしかしたらあの2羽は、友達同士ではなくて夫婦だったのかもな、なんて思いました。


ネットで調べたら、


雀は3月につがいになって巣を作り、6月まで一緒に子育てをするそうです。


子育て真っ最中なのに、夫婦の片っぽが死んじゃったのかしら。


だから残った片っぽが、あんなに悲鳴みたいな、悲しい鳴き声を上げたのかな。





なんだかやりきれなくなっちゃって、


ちょっとだけ涙が出てきました。

×

非ログインユーザーとして返信する