うつろうままに
今日、職場であったこと。
お客さんの一人が救急車で運ばれました。
私の勤める事業所から、
ヘルパーさんが、いつもどおり訪問介護に向かったわけですが、
お客さんの家に着き、チャイムを鳴らしても鍵が閉まったままだったそうです。
そして、「倒れてしまって動くことができない、助けて欲しい」と
叫び声が聞こえたそうです。
ヘルパーさんからヘルプコールがあり、サービス提供責任者がお客さん宅に向かいました。
そしてしばらく後、事業所の前を救急車とレスキュー車が通り、
少しするとサービス提供責任者から電話が入りました。
レスキュー隊に鍵を開けてもらって入ったところ、
お客さんは床に倒れていて、
訪問看護のナースが付き添って病院に運ばれた。
どうやら脳梗塞らしいとのこと。
お客さんは意識がありはっきりしているけれど、
首から下が麻痺して(⟵片マヒのこと?)動かなかったそうです。
私は、今の職場の人たちに旦那さんの事は言っていないので、
「あらぁ、脳梗塞でマヒ、これから大変だわぁ。」なんてお茶を濁しましたけれど、
サービス提供責任者の一言で、心の中はものすごく動揺していました。
彼女が言ったのです。
「あのお客さん、少し前から顔色が土気色になってたんだよねぇ。
何か起こるかもしれないと思ってたら、やっぱり」。
見る人が見たら、やっぱりわかるんだよねぇ。
旦那さんの何かの変化に、私が気が付いてさえいれば、防げたのではないか。
後悔先に立たずとはよく言ったものですが、
こればっかりは、彼の何かしらの変化に気づけなかった自分が、
悔やんでも悔やみきれません。
あの時、気が付いてさえいれば。。。。。
まだまだ毎日毎日、気持ちはうつろいます。