いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

「乗り切るまで」にかかる時間

ここのところ読んでいる本、「家族を亡くしたあなたに」に、


配偶者や子供を亡くした場合に


それを乗り切るまでにかかる時間…というのが書かれていました。




ところで、乗り切ったあと…というのは、


私、未経験だからわからないのですが、


どういうふうになるんでしょう?


以前通り、普通に生活するようになるのでしょうか。


旦那さんのことを特に思い出しもせず?


笑ったり泣いたり、喜んだり悔しがったり、


以前のような日常が戻ってくるのでしょうか。




確かに、母のことを考えれば、


亡くなったのは20年以上前の話だし、


亡くなった時も今回ほどのショックは受けなかったけれど、


旦那さんのことも母と同じように、


たまに思い出す「よい思い出」になっちゃうのだろうか。


それは、それで、かなり悲しいです。





「専門家のあいだでは、


配偶者の死を乗り切るには3年ないし5年かかると言われている」


のだそうです。


ちなみに、


「子供を失った親の悲しみは10年から20年、時には一生続きます」


と書かれていました。




私は子供がいないのでわからないけれど、


自分の愛する子供、本来だったら自分より先に死ぬ順番ではないわが子…が、


自分より先に死んでしまったら、その悲しみは、それはそれで測り知れません。


それに、わが子を亡くした親が持つ思いは、


配偶者を亡くした妻や夫より、複雑かもしれません。


まぁ、比べること自体がナンセンスというか、


次元が違う悲しみなのかもしれないなぁと思います。




ところで、私がこの悲しみを乗り越えるのに、3年から5年?


こんな辛い時間がまだまだ続くのか…と、凄く長いような気もするし、


こんなに深くて重い感情を乗り越えるなら、そのくらいかかるよなぁ…と思う私もいるし、


3年から5年経った後の私を想像するだけで、


旦那さんがいないのが普通のことになっちゃうの?と、罪悪感を感じる私もいます。





でも、これだけは言えるけど、


旦那さんが死ぬ前に、こういう感情になるということを知らなくてよかったよ…ということです。


こんな感情…こんなまったく未経験の苦しみが、3年から5年も続くなんて知ってたら、


私、恐ろしくて、それこそ自殺でもしていたかもしれません。





でも、死んであの世に行ったら旦那さんに会えたかも。


あ、でも自殺じゃ天国に行けないか。

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