いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

スマホの機種変

ゴールデン・ウィークの1日目。


今年の休みはどうしようか…と暫く考えて、


実は、スマホの機種変をこの休みに充てることにしていました。





我が家付近は、職場がある場所よりは若干都会なので、


auも、職場近くのauのほうがずっと空いています。


なのでわざわざ休みの日に、職場のすぐ近所まで出かけて機種変をすることになってしまいました。苦笑。




でも私、交換前のスマホが5年もったので、最近の機種変事情に疎かったのですが、


以前より、だいぶいろいろ楽に済むようになってるんですね。


だから、覚悟して臨んだ割には、


明日と明後日で充分以前と同じくらいに使えそうなので、


ゴールデンウィーク後半は日帰りでどこかに出かけてこようかな、なんて思い始めています。




今回で現役卒業のスマホには、


実は、旦那さんの肉声が録音されているのです。一回だけだけど。


電話の留守録に、「もうすぐ帰るからね~」みたいなのが録音されてた。


それに気が付いたのは、旦那さんが亡くなってからしばらくしてだったと思います。



そしたらこの間、本当にまだ1ヶ月も経ってない直近なのだけど、


旦那さんの友人から、「留守電に録音されてたよ~」なんて知らせがあったんです。


確か、私と同じく機種変で、録音を確認していて初めて気が付いたらしいです。


ま、その友人には私たちの関係を知らせてはいなかったので、


なんだか「聞かせて~聞かせて~」と騒ぐのもヘンだし、


聞いたらきっと、私、泣くから、


「あらぁ、録音されてたの~。そうなんだぁ」くらいにお茶を濁しておきました。





ヘンな話、もう、なんだか「今さら感」があるんです。


今さら感…といっても、そんな冷たい気持ちではないんですよ。


でも、


「聞いたって悲しくなるだけだから。」みたいな、


「しょうがないでしょー。」みたいな、ちょっと斜に構えた感じの気持ちではあります。



だから、せっかくの旦那さんの声なんだけど、そんなに聞きたくないと思ってしまった。


友人も多分、友人として、私の気持ちを理解してくれたんだと思います、


だから、何も言わなかった。


「スマホに残ってたよ」と言っただけで、それ以上はそのことについては、双方何も話しませんでした。





現役卒業のスマホには、旦那さんの声が入っていたり、


そのスマホは旦那さんも、見て知ってるスマホなんですよね。


そういうものが、またひとつ、私のそばから消えるなぁ、なんてね。


寂しい気持ちになるわけです。



 
もちろん声が入っているし、


今日、auの人から聞いたんだけど、契約の終わったスマホでも、ずっとインターネットは見続けられるんですってね。


だから当然、捨てないで保管しておきますが、


でも多分、もう、声は聞かないような気がするなぁ。


自分から積極的に、声を聞いて懐かしむ…という時期は、きっともう終わってるんだと思うんです、私。 


現実的でない、というか。  そういうことは、もはや生活の一部ではない、というか。



でも一方で、声を聞いたら多分泣くなぁ、なんて思っている私もいるわけで、


いろんな、いろんな感情があります。


いろんな、いろんな私が居ます。



どれも全部、本当の私なんですよね。


つまり、言い及んでしまえば、別の男性を好きになるのも私だし、


同じ私がまた、旦那さんを恋しがる私も居る、というか。


どっちも私。 


正直な私の気持ち、なんです。

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