いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

日常

やっと終わりました。


日常が戻ってきました。


これからも桜の季節があったり、花火の季節があったり、


その都度、思い出して寂しい思いはするけれど、


年末から年始にかけての寂しさと比べれば、大したことはありません。




2022年は、私にとってどんな1年になるのだろう。


今年の6月で、旦那さんが亡くなって2年になります。


実はこの間、今までで一度だけですけど、


仕事帰りに、家の玄関に着くまで、まったく旦那さんの事を思い出さないことがありました。


その日、職場でちょっとショックなことがあって、


(要するに仕事でミスをしちゃったわけなのですが、)


そのことをずっと考えていて、気が付いたら我が家のドアの前に居ました。



びっくりしたんですよね。


「旦那さんの事を全然思い出さないうちに、家についちゃった」と。


自分を責める気持ちが半分、意外な自分ににびっくりする気持ちが半分。


職場から家までの道は、生前の旦那さんと、頻繁に一緒に走った道路でもあるし、


一緒に入った店とかもたくさんあって、


その道路を走ってて思い出さないなんて、ありえない話だったのですが。




でもきっと、そのうち、こういうことが日常になる日が来るのかもしれません。


まさか、一日まるっきり旦那さんの事を思い出さないなんて日は多分こないでしょうけど、


でも、例えばある日、昼頃になってから「あれ?」なんて。


「そういえば、今日は朝から全然思い出さなかったわ」なんて。


何年か経ったら、さびしいけど、そんな日常がいつか来るのかもなぁ。

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