いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

勇気を出してムシをやっつけました。

普通あんまりムシを好きな人はいないのでしょうけれど、


私もムシは苦手です。


だから以前は、ムシがいたら100%旦那さんの出番で、


私は、旦那さんがムシを退治するのを後ろで見ている人でした。




でも、旦那さんがいなくなっても、ムシはいます。当たり前だけど。


旦那さんがいなくなった我が家に、私がその存在を絶対許せないムシが出たのは、今のところ2回あります。




一度目はまだ夏のころ、


まだ私が、旦那さんがいないことに全然慣れていない7月ぐらいに、大きな大きな「ゴ」のつくムシがでました。


しかもキッチンの流しにいて、私は大発狂です。


旦那さんにまかせっきりだったから、私は殺虫剤のある場所さえわからず、


ドタバタしながら近くにあった窓ガラス掃除用のスプレーを手に取って、思いっきりぶっ掛けて周りじゅうを泡だらけにして、なんとか退治しました。




2度目は実は今日でした。


家に帰ってきてふと壁を見たら、細いけど長くて7~8センチくらいあるムカデが壁をうにょうにょ歩いているのです。


(よくムシのいる家だなぁと思わないでください!

1年以上ここに住んで、「ゴ」もムカデも遭遇は初めてです。)


壁に殺虫剤を巻いたら、そのまま落ちて下の隙間に入り込んで回収不能だな、と思い、発狂しながらどうしようか考えました。


棒の先にガムテープを張り付けて、うにょうにょをくっつけて、そのまま運んで外に出しちゃおうと思いました。


発狂しながらですけど、ボール紙を出してきて、そこにガムテープをくっつく面を表にして巻きつけて、


ベタッ!



と、うにょうにょをくっつけたら、くっつきました。大成功です。


なるべく見ないようにしながら、そのまんま恐る恐る落ちないように玄関まで運び、


玄関から外に出てから、


ごめんなさい! エイッ!



……やればできるんだなぁと、自分に感心しました。


だけど、ちゃんとくっついて、くっついたまんま移動しても取れないなんて、


工作の出来栄え的には奇跡でした。


やっぱり旦那さんがちゃんと見てて、ちょっと手を貸してくれたらしいです。





こうやってだんだんに、旦那さんのいない生活に慣れていくんだなぁと実感しています。


旦那さんがいなくてもできることが少しずつ増えて、


できないことはできないけれど、だんだんそれに慣れていき、


旦那さんのいないことが、いつか「普通」になるのかな、…と。


それはそれでとても寂しい未来です。

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