いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

旦那さんの残り香

昨日と今日、連休だったのですが、


2日間、ほとんど人と話さず家にいると、少し鬱的になります。


気分転換に買い物に外出したりしたけれど、今、やっぱり少し気持ちが晴れません。




今日、買い物は食品のほかに、台所用のフキンを一つ買ってきました。


5ヶ月半ほぼ料理せずにいるから、キッチンもホコリっぽくなってきていて、


不衛生だからフキンを買ってきて、


調味料置いてある場所を上からフキンで覆ってしまいました。


砂糖やら塩やら醤油やら、今は全然使わないんだもの。




そしたら、覆ったフキン見るたびに悲しくなってしまいます。


前は食べてくれる人がいたから、毎日料理もしてたのに。


今はひとりきりなんだよなぁ…となんだか実感してしまいます。


でも、しょうがありません。


またいつか、料理できる気分になるまで、ちょっとフキンで隠しておこうと思います。




話が急に変わるのですが、


うちの旦那さん、お気に入りののど飴があって、生前はそののど飴ばっかり舐めてました。


今日、飴入れの小瓶の中にそののど飴の、中身は食べた空の個包装紙を見つけたのです。


旦那さんはいつも、片手で持った飴の袋を歯でピッと破って、飴を口に入れるのでしたが、
その破れた袋がひとつ、瓶の中に紛れ込んでいました。


今までどうして見逃してたのかわからないけど、あぁ、きっと最後に舐めた飴の包装紙だわ。




…だけど私、それ、どうしたらよいの?


彼が最後に舐めた飴の包装紙だから、大事に取っておくの? 破れた飴の紙を?


それもなんか違うよなぁ…と、


手に取って少し迷ったけど、結局ゴミ箱に入れました。

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