いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

去年はふたりで食べた恵方巻

今年のお正月はお餅の一つも食べなかったけど、


恵方巻は食べてみる気になりました。


旦那さんが酢っぱいのが好きだった人で、


もちろん酢のものとか酢豚も大好きだけど、


酢飯を用いた恵方巻も好きで、毎年必ず食べたものです。


去年は確か、あらかじめ予約しておいたのを、私が仕事帰りに買って帰って、


お味噌汁だけ作ったのだったと思います。






毎年、スーパーのチラシを見て美味しそうなのを予約して、


2本とか、小さいのを3本とか買ってきて、ふたりで食べました。


でも、一度も、恵方を向いて1本丸ごと無言で食べる…というのは


したことなかったです。


我が家では、まず1本丸ごと…というのが現実的ではなくて、


美味しそうなのを2種類か3種類買ってきて、それぞれ半分こして食べました。


それに、食事はテレビ見ながら、喋りながら…というのがふたりとも好きだったから、


ふたりで同じ方向を向いて無言で食べるというのは、馴染みませんでした。





今年も、去年と同じスーパーに行って、


今年は予約もしなかったけど、恵方巻1本買ってきました。


ひとりだから別にしゃべる相手もいないけど、


いつもどおり、恵方巻は食べやすい大きさに切って、


テレビ見ながら普通に食べちゃった。




だけど、贅沢な具材のものを予約しなかったからなのか、


それとも、コロナのせいで恵方巻も自粛だったのか。


スーパーのお総菜売り場には、ずらっと恵方巻がたくさん並んでいるのですが、


全部同じ種類の恵方巻で、しかも、具材と来たら、


卵とかんぴょうとシイタケ煮たのときゅうりとでんぶ、のみ。


普通、マグロとかアナゴとかアボガドとかそういうの、


ちょっとは入っているもんでしょうよ。


これで税抜き698円って、んー。




もちろん、買って帰ってお風呂に入っている間、


ちゃんと旦那さんにお供えはしましたけどね。


旦那さんは食べることにわりとお金をケチらない人だったので、


あの恵方巻には納得してないなぁ、きっと。


だけど、私はわりと何でもよい人なので、


美味しいマグロとかちょっと食べたかったけど、


まずまず普通にいただきました。




食卓にひとり座って食べるのはようやっと慣れたけど、


でも記念日の度に、旦那さんの笑顔を思い出して寂しくなるのは、


これはしばらく続きそうです。

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