いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

魚の干物、焼いてみました。

本当に久しぶりで、魚を焼きました。


金目鯛の干物です。


旦那さんが亡くなってから、生協の宅配を利用することを始めたのですが、


この間、金目鯛という割に、お手ごろな値段の干物が目についたので、


試しに買ってみたのです。


届いたのを見たら、なるほど、こんな小さい金目鯛って初めて見るわ…と思うほど、


小ぶりな干物が4枚入ってました。




魚を焼くのは、旦那さんが亡くなってから初めてです。


金目鯛の干物を買う時、実は少し決心が要りました。


「魚焼いて食べるなんて、今の私にできるかな?」とちょっと不安だったのです。




6月に旦那さんが亡くなって、それ以来半年の間ずっと、


キッチンに立つのが嫌で、お弁当ばかり買ってきて食べてました。


だけど亡くなって半年経って、


そろそろ「こんな生活続けていてはヤバい」と思いはじめ、


以前頼んでいた生協の宅配を思いついて、利用するようになりました。


結構簡単に調理できるものが届くので、


例えばちょっと火を通すとか、レンチンするだけで食べられたりとか、


以前、独り暮らしをしていた時に重宝したのを思い出したのです。




いろんな食べ物が届くようになり、


今までのようにお弁当を買ってこなくてもよいようになったけど、


(でも、お弁当の代わりに、副菜用のお惣菜は今でもよく買ってきてます。)


例えば味付きのお肉を焼いたり、レンチンしたり、煮物セットを煮てみたり…が主で、


魚の干物を焼くことは、今までやってませんでした。




魚焼きグリルにホイルを敷いて、


今はほとんど汚さずに魚が焼けるけど、


前のアパートではグリルのない備え付けのガスレンジだったから、


昔ながらの魚焼き網を使って、よく魚を焼いたものでした。


旦那さんはアジの干物が好物で、


アジだのホッケだの、よく焼いて食べたっけ。


……あ。


書いてたら思い出した。ホッケ、食べたい。


今度ホッケ買ってきて焼いて食べようっと。





だんだん、少しずつですが、もとの生活に戻って来たなぁと思ってます。


今日なんか、休みで一人で家にいて、


今日は外出もせず一日こもって、


マスクがそろそろボロになってきたから、新しいのを縫ってました。


少し前は、休みの日も、一日家から出ないと気分的に落ち込んだものだけど、


今はだんだん、それが普通のことになってきています。


つまり、ひとりぼっちの生活に慣れ始まっているというか。




だけど、変わらないのは、


家にいる時はずっと、寝てるとき以外は一日中、


テレビはずーっとつけっぱなし。電灯も昼間っからつけっぱなしにしています。


テレビなんかヘタをすると、リビングと寝室と両方つけっぱなしです。


旦那さんが亡くなる前は、考えられなかったけど、


嫌になっちゃったんですよね、暗いのとか、音がしないのとか。


基本寂しさはそのままだから、


この習慣はきっとずっと変わらないのだろうな、と思っています。

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