いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

時間薬

6月が終わります。


2年前は悪夢のようだった6月です。




2年前の今日は、何を考えていたのだろう。


このブログを書き始めたのは9月なので、


2年前の今頃、何を考えていたか、記録はありません。


だけど、ともかく必死だったことだけは覚えてます。


生きて行かなきゃ、生きて行かなきゃ…って、あまり死ぬことは考えなかった気がします。


随分泣き喚いたし、救いを求めて友人に電話をしたりもしてました。


なんか一人で時間を過ごせなくて、


一人っきりが嫌で、カーテンをぴったり閉められなかった。


いつも隙間を少し開けて、外が見えるようにしていました。





当時、あまりちゃんと考えることができなくて、ただただボーっとした気がします。


たぶんあの頃はまだ、


ブログに自分の気持ちや考えを書く、ということもできなかったと思います。




……心の底から、どんどん感情は出てくるんですよ。


だけど、その感情は、


「悲しい、悲しい、悲しい、悲しい、悲しい、悲しい、悲しい」。 それだけ。


「寂しい、寂しい、寂しい、寂しい、寂しい、寂しい、寂しい」。 それだけ。


まだ、失ってしまったものの大きさはわかっておらず、


これから未来永劫背負うことになった十字架の重さも知らずに。






でも、ただただ必死の義務感で、


朝起きることと、ご飯をちゃんと食べることと、


職場に行って(孤独を避けることで)気を紛らわすことをやっていました。


(仕事なんてろくにできず、机に座ってボーっとして、たびたび泣いてました。)





だから、2年経った今もまだまだ辛いけど、


亡くなった当時を思えば、


あの頃よりはずいぶん楽になってるんだなぁ、と改めて思います。


時間薬というけれど、


逆に言えばたぶん、時間しかないのよね。

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