いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

しめ飾り

今日は仕事納めでした。


普通の会社より一日遅いけど、


うちの会社は職員にたくさん働かせるの、好きなんです。




でもまぁ、なんだかんだ言っても、4月の異動から楽しく過ごせた9ヶ月間でした。


その前の拠点では、新しく入った若い社員と折り合いが悪く、


結構シビアな半年を過ごしたので、


多分旦那さんが助けてくれたんだと思います。




3月に辞令が下りた時には、本当にびっくりしましたもの。


あーあ絶対、弱虫の私を旦那さんが助けてくれたんだって。


実質、わが社の稼ぎ頭である福祉施設の若返りを図るための異動だったみたいですけど、


そのタイミングといい、異動先(旦那さんの勤めていた会社のすぐ近く)といい、


旦那さんの助け以外には考えられませんでした。




そして今、先ほど言ったように小さな「なんだかんだ」はありますが、


でも、業務量や時間に追われるような環境は若手に譲って、


のんびり仕事をしていられるし、


ある意味、大げさに言えば、人間らしさを取り戻した感さえあります。


まぁ、これから先は何があるかわかりませんが、


少なくとも今の時点では、


旦那さんがあの世から応援してくれていて、そのためのプレゼントだったんだ、と


思わずにはいられません。





今日の午後から、手の空いた職員で軽めの大掃除をして、


私は主に給湯室の掃除と、正面ドアの窓を拭いたりカレンダーを張り替えたり、


そして退社時間には、「来年もよろしくお願いします」と挨拶をして家路につきました。




帰って来て、しめ飾りを玄関に据えながら、


旦那さんが亡くなった年だったかその前の年、


お正月なのにすごい強風でしめ飾りが飛ばされそうになったことを思い出しました。




しめ飾りを玄関に飾るのは、旦那さんが亡くなって以来初めてです。


去年の年末やお正月のブログの記事を読み返してみましたが、


やっぱり、今とはだいぶ違って、まだまだ元気を取り戻していなかったようです。


今現在もなお、私の気持ちが完全に元に戻ったというにはずいぶん差異がありますが、


少なくとも、あの頃よりはずっと生気を取り戻しています。


だから、クリスマスツリーだの、しめ飾りだのを飾れたわけで。




まだまだ泣くし、溜息は尽くし、


でも、ぼんやりせず日常生活を普通に送る程度には、元に戻ってきています。


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