いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

欲すること

ものの本によると、次のような文章がありました。


とても考えさせられた文章ではあったため、


ほんとはいけないんでしょうけど、ほぼそのまんま転用。







『現代人は広告業界やメディアに踊らされているために、


他人が持っているものを自分も持たなければ気が済まない…といった気分にさせられていて、


可能な限りあらゆるものを手に入れて、維持し、しっかり握っていなければならないと感じている。


こうした振る舞いの背後にあるものは、やはり、恐れである。


テレビコマーシャルは、広告商品を持たなければ劣った人間であるかのように錯覚させて、


劣った人間にならないようにという恐れを、私たちに与えているのではないだろうか。』



まぁ、恐れだけではなく、欲しいとか嫉妬とか羨望とかいう感情もあるでしょうけどね。


でも、流行りのものを持っていないとか流行りの事を知らない、というのは、かなりの確率で「恐れ」に繋がるんだと思います。






『貪欲というものは、きわめて不適切に人や物を欲しがることである。


私たちは常に何かを欲してやまないところがある。


だから、これを自分の生き方において注意深く見直すことはとても大切なことだ。


貪欲は、「物を持つ者 対 奉仕する者」という対極に位置する人間のあり方について考えさせてくれる。


また、「しがみつき 対 開かれた心」「強欲 対 寛容」と言った対立関係についても考えさせてくれる。


私たちは、人生の中でこうした問題とどのように向き合っているだろうか。


これはとても興味深い問題だ。


私たちの世界観、人間への見方、さらには私たちがこの世界や人々とどのように向き合っているかが問われることになるだろう。』







うん。


欲さないで生きることが肝要、と思った。


欲さないで生きれば、何にも惑わされることはない。


それはおそらく極めて「無の境地」…に近いものになるだろう。


生きることについて余計なものを欲さない。


食にも、恋愛にも、人との関係にも、権威にも、職域にも。





何にも欲さえ持たなければ、欲さずに生きれば、苦はないはずであり、


それが一番楽な生き方、自然に生きる方法。


結局そこに行きつくんだね。







ちなみに私自身についていえば、


もちろん今一番欲しているものを手放せば、


この苦しみから救われるはずです、よね。


「しがみつき」をやめれば、ね。

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