いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

パンドラの箱

少し気分を変えようと、米津玄師のCD買ってみたのですが、


ちょっとまだ早かったみたい。


ここ数日、運転しながら大泣きしちゃうのは


流れている音楽のせいだとようやく気が付きました。




米津玄師さん好きなんだけど、音楽聞くのはまだ早かったか…と、


ちょっとがっかりだけど、カーナビをテレビに切り替えました。


やっぱり一番無難だよ、お笑いとニュースが。


泣かないで済むもの。





ここ何日かずっと考えていたことがあって、


それは、うちのタンスのことです。


気分転換(ストレス発散?)には買い物がとても良くて、


ここ最近、CDのほかに部屋着を何着か買いました。(通販で。しかもセシール。)


おしゃれ着は今のところまったく興味がなくて、


…つまりどこへ行くあてもなく、行きたくもないから…


部屋着とか肩掛け毛布とか、そんな実用的なものばかりなのですが、


買った洋服をしまうために、旦那さんが使っていたタンスの引き出しを使うことにしました。


だからそのために、そこに入っていた旦那さんの作業着を明後日処分します。





サラッと書いたけど、何日間か、かなり迷った結果です。


旦那さんの洋服を処分したくないから、もうあまり着ない自分の洋服を処分しようかな、とか、


旦那さんの洋服を処分するとしたって、その方法はどうしよう、とか、


いっそのこと、買わずに我慢しようか、とか、


いろいろ、いろいろ考えました。




だけど、タンスだけじゃなく、家や家の周辺のあちこちに、


今の私にとっては、パンドラの箱がたくさんある状態です。


開けたら悲しくなる、見たら心が傷ついてしまう。


だから、その箱を開けないように、悲しくならないように気を付けながら


毎日をかなりびくびくしながら過ごしています。




その気分転換に洋服買ったりしたのかもしれないけれど、


なんにせよ、その苦しさを少しでも何とかしたい。


開けられないタンスの引き出しがあるより、


開けたらうれしいタンスのある暮らしにしたい…というのが


私の正直な思いです。




家にはまだまだ旦那さんのものはたくさんあるし、


いずれはいつか、整理をしなければならないと思っていますが、


今は到底そんな気持ちにはなれません。


だからちょっとだけ、その真似ごとをします。


旦那さんの作業着は一着を残して、あとのタンスの一棚分は処分をします。


(でもさすがに、〇〇の日に出す…ということはせずに、


明後日、クルマで持ち込みをします。)


そしていずれ、その棚に、新しく買った私の洋服を仕舞います。




たぶん旦那さんは、


開けられないタンスのそばを通るたび、少し悲しい思いをする私より、


タンスから(セシールだけど)新しい服を取り出す私のほうが、


好きに違いありません。




そして私自身も、


タンスから新しい服を出して嬉しい気持ちになってる私のほうが、


ずっとずっと大好きです。

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