いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

大好物の納豆のこと

いつも私のこと見守ってくれていてありがとう。


朝、いつも手を合わせて


「今日一日見守ってくださいね」という言葉と、


「大好きだよ」という言葉を言ってるの、ちゃんと届いていますか?




きっと届いているんだと思うんだ。


だってあなたが死んじゃう前と死んだすぐ後、


なんだかいろいろ不思議なことがあったものね。


きっとどこかで見ていてくれて、


時々、神様や仏様に、私のこと「すいませんが、よろしくね」なんて


頼んでくれたりしてるんでしょ。


私が落ち込んだり、がっかりしたりしないように。




今日、あなたが死んじゃってから初めて、納豆食べたんだよ。


しばらくぶりで食べたら、とてもおいしかったし、なつかしかったです。


あなたは納豆が大好きで、「毎日食べたい」なんて言ってたけど、


結局最後はあなた、納豆を食べられなくなっちゃったよね。






そこらへんも不思議で、


去年の冬、私、いきなりある日突然、


あなたに毎日納豆食べてもらおうと思ったんですよ。


今思い返してもあれは不思議です。


私自身がそんなに好きな食べ物じゃないし、


第一毎日納豆なんて、洋食や中華だったらどうするのよ、なんて思ってたのに。


あの日から私、他のおかずに合うか合わないかなんて全然関係なく、


毎日あなたに納豆食べてもらうようになったのです。




今思えば、私、なんとなくこうなることが第六感で分かったのかもな、なんて思うのです。


だから急に、自分でもよくわからないまま、


毎日、健康食である納豆をあなたに食べてらうことにしたんだと思うんだ。


そして確か、5月入ってからじゃなかったのかな、


あなたが急に、納豆が嫌いになっちゃった。





大好きな納豆を残すようになって、


「もう明日から、納豆は要らない」と言った時、


私は苦笑して、「食べさせすぎて飽きられたなぁ」なんて思いました。


だけど、実は違ったんだよね。


消化にあまりよくないものが食べられなくなっただけだった。


それに気が付いたのは、あなたが亡くなってからでした。




悲しいかな。納豆の思い出ひとつ取っても。


あなたが亡くなってすぐ、もうしばらくご飯炊く気にもなれないから、と、


冷蔵庫の中にある生鮮食品をほとんど捨てちゃったけど、


昨日、7ヶ月ぶりにねぎと納豆を買ってきました。


なんだか急に、納豆食べたくなって。


思い出すから、納豆は今まで避けてきた食材だったのですが、


なんだか逆に、急に思い出したくなったのかもしれません。


今は便利なものがいろいろ売ってて、


小口に刻んだ白ねぎもスーパーで売ってたりするんだよ。


刻んだねぎは納豆に乗せて、残りは次回用に冷凍庫にしまいました。




味付きの豚肉を焼いたのと、


インスタントの味噌汁と、


キムチと、納豆。


今日の晩御飯です。


毎日毎日ずっと買い弁当食べてたんだから、いくらかマシになったでしょ。


また少しずつ、レパートリーを増やしていくつもりだよ。

×

非ログインユーザーとして返信する