いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

引きこもり

今日は休みで、一日中家に居ました。


以前だったら考えられないですけどね。


旦那さんが居たころは、休みはいつも一緒に外出してたし、


旦那さんが居なくなってからもしばらくの間は、


一日ひとりで家の中にいることに耐えられなくて、


買い物に行ったり、外食に行ったり、何かしら用事を見つけて外出をしていました。





だけど最近は、休みの日は一日家に居ることが多くなりました。


ほんとに、仕事が休みの日は一日、引きこもりをやっているような感じです。


まぁちょっとスーパーに買い物に行くこととかはあっても、


ひとりで観光やドライブに行くこともないし、映画観に行くとかの趣味もないし、


洋服を買いに遠出することもありません。


欲しいものがあったら、ネットや生協の宅配で充分事足りちゃいますしね。


ちょうど折しもコロナ禍だから、遠出したら行った先で嫌がられるし、


職場でもバレたら嫌がられるし、ちょっと処置無しの感じです。




……だから、寂しく引きこもりです。


でも、趣味は家でビデオ鑑賞とかミシンとか、どちらかと言えばインドア派だから、


特に不自由もなく、


友達にメールすることとかはあっても、基本ひとりでポツンと家にいます。






熱海や九州のほうでも水害があったので、


いつ何があってもおかしくないなぁと思いました。


もともと割とそこらへん呑気で、非常用の物資を準備するような性質じゃないのですが、


呑気に構えすぎて時々失敗するので、


そこは足の不自由な人間として、


災害については考え方をちょっと改めたほうが良いな、と反省しました。




飲料水とか非常用食料とかはおいおい準備するとして、


はっと思い浮かんだのが、旦那さんの写真の事でした。


災害で万一浸水でもしてしまい、旦那さんの思い出のものが何一つ残らなかったら大変です。


とっさの時は、貯金通帳と印鑑と、


旦那さんの写真のUSBだけは持ち出せるようにしとかなくっちゃ。


デジタルカメラのバックアップを途中から怠っていたことを思い出し、


明日、仕事の帰りに量販店でUSBを買って帰ろうと思っています。






今日の引きこもりは、


USBの中身を確認して、ミシンで3着目の袖なしエプロンを途中まで仕上げ、


生協のパンフレットで来週の宅配の確認をして、


一日が終わりました。


今日は朝から晩まで、一言も喋っていません。




旦那さんが居たころは楽しかったなぁ、と思うのです。


ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ、私が一人でしゃべって、旦那さんが黙って聞いてて、


全部受け止めて貰っている感じで、いつも安心してました。


あの安心感、受け止めて貰えてる感じは、


もう絶対戻ってきません。




でもいつか、私が死んだらその日から、また一緒の生活が始まるんだと。


受け止めて貰ってる感じと安心感が、また戻ってくるものだと。


今日もひとり、部屋で引きこもりながら、考えていました。


そう思ったら、全然寂しくありません。

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