いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

草原と、白樺と。(2)


今日でとうとうゴールデン・ウィークもお終いですね。


今年のGWは、私はずいぶん充実してましたよ。


観光は磐梯高原だけですけど、


スマホの機種変もしたし、衣替えもしたし、押し入れや引き出しの整理もしたし、


あ、忘れちゃいけない、押し入れは終活です!終活。


たぶんもう、着ないだろう洋服の整理と、そのゴミ出し。


ずいぶんさっぱりしましたよぉ~~、ゴミ袋45ℓを2袋ぶん。


売りま買いまに出してもそうそう引き取ってくれないから、捨てるしかないものね。


私が捨てるなんて、どれもそうとう(普通に)着古してるから、しょうがないっちゃしょうがない。です。はい。




昨日の続きをもう少し。


5月に入ったけれど、磐梯吾妻スカイラインも標高の高いところはまだまだ雪が溶けないようです。


確かに新雪ではないから雪質はだいぶ汚れている(道路わきの雪だから、車が走って汚すんだねきっと。)けど、


でも、車中から見てるから気温がよくわからないんですが、


雪が溶けないってことは、まだまだだいぶ気温は低いのよね。


でも1ヶ所、道路わきで、ちょうど道路に沿った側溝に水が音を立てて大量に流れ出ている場所があって、


それを見る限り、「あぁ、高原にも春が来て、雪解けの真っ最中なんだなぁ。」とちょっと感動すら覚えました。




スカイラインの中間あたりに浄土平という場所があり、


そこに大きな駐車場があって、レストハウスや吾妻小富士という景勝地があります。


吾妻小富士にはみんなぞろぞろと登って行って、火口底まで高低差70mという頂に到着し、登山気分を味わうことができるそうです、(私は登ったことないけれど。)


下の写真のように、昨日は登る人も果てのない行列になっていて、広い駐車場も停めるところがなく、待ちが出ているほどでした。



高原の春を満喫した後、


取って返して、諸橋近代美術館というところにダリの展示を観に行きました。


”柔らかい時計”が有名な、サルバドール・ダリさんですが、


諸橋美術館にも”柔らかい時計””溶ける時計”の彫刻の展示がありました。



だけど、ここの美術館は写真が撮れなくて、ちょっと残念。


ダリさんはスペインの裕福な家庭に育ったのだけれども、


幼くして亡くなったお兄さんと、同じ名前を付けられてしまったそうで、


ダリさんの幼少時代、その後の人生にも、その傷心は生涯影を落とした…とありました。



ダリさんの作品で唯一。


「テトゥアンの大会戦」。 


奥さんガラ夫人と自分を中央に置いた構図です。


柔らかい時計など意表を突く作品が多いため、


ちょっと意外な感じがするのは私だけでしょうか。






昨日は、磐梯高原や諸橋近代美術館を満喫して帰って来た私でしたが、


実は今日、先日の「遺産相続代行」の件で、


従姉より連絡がありました。


なぜ、私の母の旧姓を名乗る、我々の知らない女性の遺産について関西の行政書士から連絡が入ったのか。


これについては、ちょっと火サスの匂い(?)のするオチでした。


つまり、やはり祖父の不倫だったのです。


従姉がきちんとした人で、かなり以前に何かの用事で、祖母とは離婚してその当時からすでに疎遠になっている祖父の、戸籍謄本を役所に取りに行ったのだそうです。


そして、そのコピーを持っていたのだとか。


そこから推測するに今回亡くなったのは、祖父と再婚相手との間にできた子女だろうとのこと。


要するにガセネタではない可能性は高い代わり、まったく知らない(しかも元本妻と愛人との関係性)相手との交渉になるわけで、


従姉弟と私の4人でタッグを組んで(?)、連携取って相手方と交渉することにしましょう、ということになりました。





ただし、それはそれでよい。


遠くもない代わりに近くもないし、こちら側の遺産相続人も4名いるので、もし仮に遺されたものが負の遺産でなかったにしろ、どっちみち、大した額にはならないでしょう。


それより、なにより、私にとって大きなショックだったのは、


私の祖父もまた、要は不倫をした人だったという事でした。




従姉からのメールに気が付いた出先からの帰り、


玄関先で椅子に座ってメールを読んでいたのですが、


「”血”かよ。  ”血”だったのかよ。」と独り言を言った瞬間に、


私は力が抜けて動けなくなり、その場で泣き崩れてしまいました。




いろんな、いろんな思いが、脳裏を駆け巡りました。


何故って私は、被害者であると同時に加害者でもあるわけだから。


母は私に、それについては一言も告げなかった。母は、自分たち家族を裏切った父親をどう思っていたのだろうか。


そしてまた、その孫である私が、自分が加害者となって他者を苦しめている。


こういうのって、輪廻とでも言うのだろうか。




涙で文字が見えないので書けないよ。  続きは明日

草原と、白樺と。

へとへとになりながら、磐梯高原から帰ってきました。


帰ってきたら、もうすぐ日をまたぎそうな時間であった。


夕飯も食べずに帰路を急いだため、


帰ってきてご飯食べてシャワーを浴びて、今やっと少し落ち着いたところです。




今回のドライブには磐梯高原と、実はもう一つ目的がありました。


以前、お話ししたかもしれないけれど、


今度、5月の末に、埼玉にある美術館にダリ展を見に行く計画を立てているんですね。


そしたら先日、まっぷるを見ていたら偶然、


磐梯高原の五色沼近辺にも、ダリの作品を常設している美術館を見つけたんです!



情報を見つけちゃったら最後、


行かなきゃ気が済まないのが私の性格で、


でも、事前にある程度作品に触れていたほうが、埼玉の美術館も面白くなるなぁと思って、


だから今回、磐梯高原に行く事を即決したのでした。





実はこの高原には、旦那さんとも行ったことあるし、


たぶん、学校時分の遠足とか修学旅行とかでも何度か行ったはずのところなんですね。


だけど今回、一人で行くと感覚が全然違うということに驚きました。





助手席とか遠足のバスとかでは絶対味わえない、


アクセルを多めに踏んで坂道をどんどん上がって、高度が増してきて初めて見える景色。


まず、ふもとに居る時から、高くそびえる山脈に少々ビビッて、


「あの山の頂上まで登るの??」と、疑問符ものでした。





登っても登っても、まだまだ先があるし、


高度がどんどん高くなれば、空気も違うし気温も変わり、溶け残った雪が散在して、


平地とは全く違った景色が広がる。


そこに登ることの喜びと充足感はたぶん、自分で登った感覚がある人にしか分からないものだと思うんですよ。


私、以前、旦那さんの横に乗って同じ景色を眺めた時、


こんな感動、全然なかったですもの。


でも旦那さんは、無性に喜び満面の顔をしてましたっけ。




なんせ今日は私、自分で運転して、高度が上がって景色が変わって来た時、


なんだか感極まって泣いちゃったんです。


高度が上がるにつれて、草しか生えない箇所があったり、生えている樹木も白樺ばかりになってきて、


日常とは全然景色が違うんですよ。



だから、そんなことも手伝ったんだと思うのです。


急にいろんなことを思いだして、今までの、この4年間にあったことを「あんた、よく頑張ったなぁ。」って思いました。


少し自分を客観視できた気がした。


だから、お疲れ様と言ってあげたかったし、身体も心も傷ついた自分を慰めたくなりました。




負けず嫌いで気が強く、勢いだけでどうにか生きてる私だけど、


傷つくこともあるし、落ち込むときもあるんです。


だけど、平気な顔をしてるから、誰も気が付いてくれません。


もう少し、素直にめそめそ悲しむことができる私だったら良かったんだけど。


そうだったら、もう少し可愛げがあったのかな。


ま、今更どっちでもよいけど、


不器用だし、損な気質してるんですよね、私って。

ひとりで、孤独に。

ETCは、後ろに並んだクルマを多少イライラさせながら、


でもちゃんと、割引料金にしてもらって来ましたよ!




今日はいつもの有志の会に行ってきたのでしたが、


久しぶりで東京の友人と会うことができました。


この人は旦那さんと親しくて、以前は本当によく来てくれていた人です。


そしたら彼、「仕事の都合が合えば、また6月3日に来ようと思ってるんだ」ですって。


6月3日。  それは旦那さんの命日です。


この人、ちゃんと命日まで覚えていてくれたんだわ。もう4年も経つというのに。





本当に、旦那さんは幸せ者です。


明るい性格と、快活な喋りと低いダンディな声で、ファン(?)が多かった旦那さんでした。


しかも、彼より後輩の若い男性から主に慕われていて、


(女性からも、ちょっとモテたみたいだけどさ。)


彼の周りには、いつも人が居て、笑いがありました。







さて。 明日と明後日でゴールデンウィークもおしまいです。


休み中にドライブしたいなぁと思うところが定まってきて(今頃?)、


今日は本屋で、その土地のまっぷるを買ってきました。



今回のGWはスマホを新調したり、


衣替えや掃除をやったり押し入れの整理をしたり、


大忙しの休みでしたが、


少し時間が余ったので、深緑の中を一人で孤独にドライブしたい気になった。




明日は、福島の磐梯高原に行ってきます。