いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

指輪(1)

骨折をして入院して手術をして、


最初の病院(急性期病院)には1ヶ月半入院していました。


骨が100パーセントくっ付いたのは、結局、次に入院した回復期病院を退院した後…つい最近…でしたが、


とりあえず、ケガをしたらできるだけ早く、リハビリは始めなければなりません。


なので最初の病院で、担当のリハビリの先生(理学療法士)と最初にお会いしたのは、


確か入院した次の日、


手術をする何日か前だったと思います。




もちろんまだ私は車イスに乗ることもできず、


ベット上で痛みにウンウン唸っていたわけですが、


そんな時、病室のドアのところからヒョイッと顔を出し、


「こんにちは~~、初めまして。」とニッコリ挨拶をした、そのリハビリの先生は


なかなかのイケメンでした。


後あと聞けば、今年で50歳だそうで、私より8つ年下ですね。


(「今年で50歳というだけで、まだ49歳。」だそうでしたが、


「いやいやそこは、今年で50歳、が大事なとこだから。」、と私は内心思っておりました。)




私、わりと整形外科への入院やその都度リハビリを受けた経験が何度もあり、


ヘンに場慣れをした患者のためなのか、


それとも私自身の性格や喋り方によるものなのか、


いい事なのか悪い事なのかわからないけど、


なんだか病院に入院するたびに、看護師さんやリハの先生達と、


別れが辛くなるような、そんな人間関係を作ってしまいがちです。




思うにたぶん、職場の人間関係や、友人といった深い付き合いではなく、


「退院すれば全部おわり。」という気軽さ気楽さがあるためなのか、


私自身が身構えてないというか、


計算なしに好き勝手ベラベラベラベラ喋ってしまいがち。


でも、そんな時間は、結構、楽しく明るく騒がしく、素敵な時間になったりします。


彼とも、そんな感じの付き合いで、


そんな感じの別れ方になりました。

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