いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

58歳 最後の夜

あ~~~、58歳、最後の夜です。


明日からはもう59歳!


今までこんなに歳を取るのが苦痛な事って無かったです。




肌や髪やあちこちに若さと逆のものを感じながら、


それでも皆、私より年上の方全員が多かれ少なかれ通って来た道だろうと。


旦那さんもまた似たような事を感じたに違いありません。


(旦那さんは、わりと若さに執着した人でした。


女性の私ほどじゃないけどね。


でも、男性なのに、老化防止に当時流行っていたヒアルロン酸の液を顔に塗ったりして。)


旦那さんが亡くなってしばらくして、


彼が使っていた引き出しから、その液の入った小瓶を見つけた時、


なんだかとてもジ~ンとしたのを覚えています。




彼は海や湖でサーフィンやったりボードをやったり、


冬はスキーやスノボをやったり、


体力的な若さでいろんなスポーツを楽しんだ人だったから、


彼なりに、生き甲斐と若さを重ね合わせて見ていたんだと思います。





でも、それから何年か経った今、


今度は私が、(中身はヒアルロン酸じゃないけれど)


似たような小瓶に入った美容液を顔に塗ったりしているわけで。


…以前、彼が小瓶の液を顔に塗っているのを、


ちょっと不思議な気持ちで見ていたけど、


今は、その気持ちがよくよくわかります。


それに、私はこの1年で、


まるで思春期のような、心の燃える片思いを二度もしたわけなので、


私もまた、今、生き甲斐と若さを重ね合わせて見ているのかもしれません。




この片思いを話した友達には、なかなか羨ましがられるんですよ。


職場でちょっとだけ話したら、「乙女」とあだ名がついてしまった笑。


私も、まさかこの年で、こんなに胸が熱くなる想いをするなんて、想像もしませんでした。


だから、結局二度とも片思いではあったけど、


心に花が咲いたような、私にとって、本当に幸せな一年でした。


こんな貴重な経験は、主婦になって子育て終わった後にはなかなかできるものじゃないと思うわ。(ここらへん、行かず後家の見栄?)


それに、二度とも片思い…かどうかは、ほんとのところはわからないわよ。


なんてね。





追記  )


一晩寝て、朝起きて、


「59歳のお誕生日、おめでとう、ネコちゃん!」


と、自分に言ってあげました。


ネコちゃん、とは、


旦那さんが私を呼んでたあだ名です。


(なんだか最後は、あだ名の話になっちゃった、笑。)

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