いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

2022年8月のブログ記事

  • 生きててだけ欲しかった。

    障害が残っても生きていて欲しかった…というコメントを戴いて、 (あーにゃんさん、ありがとうございます!) 私も本当に同感です。 旦那さんは倒れた時に、半身マヒで、すでにろれつが回っていませんでした。 右半身のマヒで、動く左手を大きく振り回して私に訴えかけていた。 その光景が忘れられません。 なので... 続きをみる

  • 自分を責める気持ち

    昨日の気持ちを少し引きずった一日でした。 ここしばらく無かったくらい、 旦那さんが倒れたあの日をとてもリアルに思い出しました。 ごめんね、ごめんね。 あなたの病気に気が付けなくってごめんなさい。 腰が痛いって言ってたけど、 それを背中の痛み(梗塞の予兆)だとどうして気づけなかったのか。 もちろん、... 続きをみる

  • 会いたい

    「愛は地球を救う」のテーマは、「会いたい」でしたね。 私は毎年、24時間テレビは、あまり観るほうではないですが。 若いころは近所のデパートで、 黄色いシャツ着たお兄さんが募金とかやっていて、私も応援する気持ちが強かったですが、 最近はあんまり身近じゃなくなっちゃって、 いつのまにか、すっかり他人事... 続きをみる

  • ~僕には世界がこう見える~

    昨日は日帰りで、所沢の角川武蔵野ミュージアムに行ってきました。 いろんな意味でちょっとショッキングで、 家に帰って来て、なかなか寝付けなかったほどでした。 圧巻の「本棚劇場」では、 うわさに聞く「ドグラ・マグラ」の上・下巻を、初めて見ました。 手が届くところに造作なく置いてあって、少し驚いたのです... 続きをみる

  • 現実逃避ぎみ

    旦那さんを失ってからの2年間を顧みて、 自分なりに、何かを変えなければ私は一生このままだ…と、 不安を感じているのだと思います。 例えば、趣味を持つとか、生活パターンを変えるとか。 旦那さんの死から気をそらす、何かが欲しい。 だからこの間のお盆は急に美術館に行ったりしたのだ、と気が付きました。 少... 続きをみる

  • 「(すでに)死んじゃってくれてて良かった」という思い

    私の勤める介護事務所にも、とうとうコロナがやってきました。 …というか正確に言えば、社員の一人が濃厚接触者(疑)になったのです。 あるお客さんが、うちの訪問介護と他社のディサービスを併用していて、 数日前にディで入浴をしたときに介助した職員が、 今日になってコロナに感染していたとわかったのです。 ... 続きをみる

  • 人の心に花を咲かせる

    今日、ネット記事を読んでいたら、素敵な一文を見つけました。 記事を書いた方にはお許しを願って引用させていただけば、 「つらい時に触れる優しさは、人の心に花を咲かせる」という一文です。 ああ、そういう比喩があったか。 心に花を咲かせる、と。 旦那さんを失って、寂しく辛い時間が過ぎてはいますが、 特に... 続きをみる

  • 「新婚さん、いらっしゃい」

    昨日あったことを、書くのを忘れました。 「新婚さん、いらっしゃい」の話です。 前にも書いたかもしれないけれど、 うちの旦那さんは「新婚さん、いらっしゃい」が大好きでした。 だけど、今のキャスト、 藤井隆くんと井上咲楽ちゃんになってからの「新婚さん、いらっしゃい」は もちろん、旦那さんは知りません。... 続きをみる

  • アサガオ用のネット

    今日は一日、外に出ませんでした。 ずっと家に居て、 ミシンでスマホケースを作ったり、鉢の植え替えをしたりしてました。 端の植え替え? 特に植物を育てるの趣味ではないのですけど、 外に3年間、放り出してあったオリヅルランを家に入れようと思ったのです。 この間、帰宅後家に入ろうとすると、ふと見たら、 ... 続きをみる

  • 不自由さと淋しさと

    私の身近にも、コロナに感染したとの情報が少しずつ多くなってきました。 1ヶ月ぐらい前に、久しぶりで会った知人から、 「私、感染しちゃってたの、あなたは大丈夫?」とメールが届いたのを皮切りに、 近くの老人福祉施設にクラスターが発生した…という話は最近ザラだし、 今日もまた、一昨々日会った友人から、 ... 続きをみる

  • とうもろこし

    茹でたとうもろこしを、お供えしました。 好きだったんですよね、少し塩ふって食べるのが。 みょうがも好きだったの、ただ、スライスして鰹節と醤油で食べるのが。 他にも、丸美屋の麻婆豆腐が好きだったりとか、 今になって思えば、 割と簡単にできるオカズが好きな、手のかからない人だったですねぇ。 もしかした... 続きをみる

  • 寂しい中年女

    今日から仕事でした。 6日間の休みなんて、ほんとにすぐ終わっちゃった感じです。 だけど、これが1年前だったら、 全然違った展開だったと思います。 特に、旦那さんが亡くなって最初のうちなんて、 本当に、まる一日を一人で過ごす事が耐えられませんでした。 もう、頭の中が全然整理がつかないまま、 憂鬱など... 続きをみる

  • 上京

    一昨日に引き続き、実は昨日も遠出をしたのでした。 正直、テレビであれだけ「行動制限のない夏」とか謳ってて、 家族で帰省とか、楽しい家族旅行の映像とかが山ほど流れると、 決してひとのせいにするわけじゃないけど、 ひとりで家に閉じこもっているのがやり切れない気がして、 「アタシも感染対策万全にして、絶... 続きをみる

  • 吾妻小富士

    お盆休みも中盤です。 今年は結局、どうやら花火は見に行かない流れですが、 「せっかく休みが続くのだから、どこか出掛けてみようかな」と思って、 何日か前に、旅行雑誌を買いこんでいました。 私、以前は、旅行とかドライブの趣味ってほとんどなかったんです。 楽しさを知ったのは、旦那さんと一緒に出掛けるよう... 続きをみる

  • お盆

    お盆です。 旦那さんも戻ってきてくれてるのかしら? 「それとも、私とは籍が入っていたわけじゃないから、 ご実家のほうに行っちゃってるのかなぁ。」なんて思ったのだけど、 でも、亡くなる直前までこの家で暮らしてたのだから、 ちゃんとここに、戻ってきてくれてるはずですよね?  今回は、お供えのお菓子は、... 続きをみる

  • 連休

    今年の4月から、カレンダー通りの休みの職場に異動になっているので、 お盆休みも加わって今日から6連休です。 その前の3年間は不定休で、お正月や盆休みが取れない職場だったから、 6日間続けて休めるなんて、本当に久しぶりです。 でもこれが、旦那さんが生きていた頃だったらもっとよかったのになぁ、…なんて... 続きをみる

  • win win?

    やはり日によってずいぶん気持ちが異なります。 今日も一日、何事もなく平穏に時間が過ぎ、 あとは家に帰って、ゆっくりテレビでも見ながらご飯食べようかな、 なんて、帰り道、クルマを運転しながら考えてると、 ふと、旦那さんの事を思い出して、悲しい気持ちになります。 今日も帰り道、 運転中に突然、旦那さん... 続きをみる

  • うつろうままに

    今日、職場であったこと。 お客さんの一人が救急車で運ばれました。 私の勤める事業所から、 ヘルパーさんが、いつもどおり訪問介護に向かったわけですが、 お客さんの家に着き、チャイムを鳴らしても鍵が閉まったままだったそうです。 そして、「倒れてしまって動くことができない、助けて欲しい」と 叫び声が聞こ... 続きをみる

  • 供養

    一日じゅう、家に居ました。 こまごま用事があったからではありますけど、 特に寂しくなるわけでもなく、 まるで旦那さんが居た時と同じように、 フツウに一日を過ごしました。 本当に、「居ないこと」が普通になっちゃったと思います。 もちろん、思い出して泣いたり、寂しくて落ち込むことはあるけど、 でもむし... 続きをみる

  • 広島も、花火も。

    今日は広島の原爆記念日ですね。 77年前だったのだそうですが、 その頃、戦時下で家族を失う気持ちって、どんなだったのでしょうか。 もちろん想像でしかないですが、 文献など見ると、 「感覚がマヒしていた」と書かれているものがあったのを思い出します。 食料もままならない、空襲がいつ起こるかわからない、... 続きをみる

  • 荒ぶる時

    例えば、私が子供だった頃ってこんなに世の中は荒ぶれていたろうか、と思うのです。 あちらこちら地震や大雨で災害が起こっており、 夏の暑さは尋常でなく作物が不作だったり、熱中症で亡くなる場合もあるし、 そしてとどのつまりコロナの第7波で、 私の生命が来年の今頃無事かどうか、昔ほどの確信が持てないです。... 続きをみる

  • いつの間にか…。(2)

    昨日書いた古い小屋のような家は、 今日、仕事帰りに見たら、 建物が全部なくなっていました。 解体って本当にあっという間ですね。 まだ木材とか瓦礫とかいろいろ残ってますけど、 すっかり空間が広がって、 前住んでたアパートが、道路から丸見え状態になってました。 そのアパートから小道を下って来ると、 国... 続きをみる

  • いつの間にか、あなたの知らない風景に。

    職場に通う国道の道すがら、 前に住んでいたアパートのそばを通るのですが、 そのアパートから国道に出る坂道の脇に建っていた、 古い小さな、小屋のような家の、取り壊しが始まりました。 その家は、国道からすっかり見渡せる場所に建っているのですが、 私たちが前のアパートに住んでいた頃は、 いつもそのそばを... 続きをみる