いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

2021年6月のブログ記事

  • 死後の世界

    死後の世界はあるのだそうです。 高名な学者さんが言った…とテレビでやっていました。 私も、死後の世界は必ずあると信じています。 この間、友人と電話で話していて、 私が「旦那さんが死んだとき、いろいろ不思議なことがあったんだよ。」と言ったら、 友人も、「私も父が亡くなった時に、あった、あった、そうい... 続きをみる

  • 叶わない夢

    暑さというよりは湿っぽさで体が疲れてしまって、 疲労感のために物事をよいほうに考えられなくなっちゃって、 ちょっと落ち込み気味です。 こんな時は特に、旦那さんに抱きしめてもらいたいなぁ…と思います。 大きな分厚い胸に顔をうずめて、安心したい。 太くて優しい声を聞きながら、深く呼吸したい。 旦那さん... 続きをみる

  • 考えてもしょうもないことは、考えない

    夕飯も終わって、後片付けも済んで。 リビングの椅子に座ると、旦那さんの横顔が見える。 テレビを見ている横顔を、テーブルのこっち側に座って見ていて、 「旦那さん、大好きだなぁ」と、 幸せな気持ちに満たされたものでした。 ベッドに横になれば、隣に必ず旦那さんが寝てたのに。 寝る時に左を下にする癖があっ... 続きをみる

  • すきま風

    今日は一日、家で過ごしました。 買い物に行くわけでもなく、一歩も家から出ませんでした。 亡くなったばかりの頃は、一日じゅう家にいることなんかできなかったんですけどね。 録画しておいたビデオを見たり、新しいエプロンも少し縫い始めました。 エプロンはもう結構な枚数縫っているので、そろそろ飽きてきました... 続きをみる

  • 立ち直り

    指輪の話の続きです。 きのう職場で、用事があって別の棟に行き、 そこの職員さんと雑談をしていました。 別々の棟で働いているからお互いの事情をよく知らず、 ひょんなことから、「旦那さんと二人暮らしなの?」と聞かれました。 唐突に聞かれたから、びっくりして黙っていたら、 「だって結婚してるんでしょ、指... 続きをみる

  • 指輪

    私と旦那さんは、戸籍上婚姻していたわけではないので、 正式な結婚指輪はありません。 だけど、お互い結婚するつもりがないからこそ、 お付き合いを初めて少し経った頃に、 約束の指輪というものを、 私がお願いして、旦那さんが買ってくれました。 指輪するのは恥ずかしかったらしくて、ペアではありません。 だ... 続きをみる

  • 時間

    最近時々、あれ?と思います。 例えば仕事の帰り道で、ふと気が付くと、 結構長い時間、旦那さんを思い出さないでいたりします。 以前は、職場の出口を出たとたんに、 旦那さんの思い出で頭がいっぱいになったものなのに。 「あれ?私って、すっかり旦那さんのいないことに慣れちゃったの?」と思うけど、 でも、単... 続きをみる

  • 旦那さんが私にくれたもの

    たまにですが、 心が温まる感じのする瞬間というのがあります。 特に何が起こったわけでもないのに、ふ…と感じる思いです。 これはたぶん、旦那さんが亡くなる以前は知らなかった感覚です。 (旦那さんの)愛で満たされるというか、 何か、エネルギーになるものが注ぎ込まれる感覚というか、 そんな感じで心が温ま... 続きをみる

  • 共存して生きていく

    昨年の今ごろは、これからどうしたらよいのか、 まったくわからずに途方に暮れていた時期でしたが、 日が長い時期だから、余計に暗く沈まずにいられたような気がしていました。 ひとや状況によるのでしょうけど、 私の場合、今の季節でありがたかったと思っています。 今日は夏至でしたけど、 私は昔から今の季節が... 続きをみる

  • 遺したもの

    例えば、旦那さんの使っていた引き出しとか書類ケースとか、 衣類収納ケースとかも、最近はあまり、開けてみないことにしています。 時々、気が向いた時にちょっとだけ覗いてみることはありますけど、 基本、ほとんどさわりません。 亡くなってから何ヶ月かした頃、 旦那さんの遺したいろんなものを、探してみた時期... 続きをみる

  • 憑依

    恋愛ドラマ「あのキス」のラストシーン、別れの場面を見ていて もらい泣きをしてしまいました。 もらい泣き? 正確に言えば、共感の涙です。 共感といっても、ドラマの中の話ではありますが、 好き合っている者同士が死別する話だったため、 ついつい、いつの間にか自分と旦那さんのことに置き換えて見ていて、 目... 続きをみる

  • 1年前

    昨年の今ごろって、私はど んな気持ちで居たのだろう。 旦那さんが亡くなって2週間って、どんな気持ちだったんだろう。 あまりよく思い出せないのです。 だけどあの頃、 レースのカーテンで遮断されてしまって、外が見えないのが寂しくて、 昼間は家じゅうのカーテンは全部開けて、外から丸見え状態にしていました... 続きをみる

  • うつ

    休みの日、いつまで寝ていたって誰も起こしてくれないし、 リビングから足音やテレビの音がするわけでもなし、 まるっきり一日中寝たまんま過ごしていたって、 それはそれで時間が過ぎていくだけです。 はぁ~~あ、とため息ついてしまいます。 とりあえずこの間も書いたようにエプロン仕上げたばっかりで、 次に取... 続きをみる

  • エプロンつくり

    2連休でエプロン仕上げました。 本当は別のデザインのエプロンを作るつもりだったのですが、 間違って生地柄に向きのあるものを買っちゃって、 寸法が足りなくてデザイン変更したり、丈に別布を足したりして、 これでも私なりに力作なのです。 ポケットの位置がちょっとズレているような気もするけど、 ミシン初め... 続きをみる

  • 来世

    小林亜星さんも亡くなったのだそうですね。 88歳だったそうだから大往生でしょうけど、 それにしても、人が亡くなる話を聞く度、心がさわさわします。 私の勤める職場でも、ここのところ立て続けに何人か、利用者さんが亡くなりました。 誰かが亡くなっても、以前だったら、 「あらぁ、早かったわねぇ。」とか、「... 続きをみる

  • 思い出の場所

    去年のこの時期、もうすぐ父の日だから、 離れて住む実父にいつものとおり菓子折りを送らなきゃ、と、 旦那さんが亡くなって半月も経たないのに、 まるで気持ちも足もずるずると引きずる思いで、 近くのデパートの食品売り場に出かけたのを思い出します。 今年は今日、去年と同じデパートで、いつものお菓子を父に送... 続きをみる

  • ごめんなさい、ありがとう

    玄関マットをとうとう新調しました。 かなり前から考えていたのだけど、理由があって今になりました。 ひとつは、あちこちお店で見ても、今一つ気に入った柄が見つけられなかったためで、 もうひとつは、前にも書いたことあるかもしれませんが、 家の様子が旦那さんの亡くなった時と変わってしまうことに、 ちょっと... 続きをみる

  • あの頃と比べたら

    1年が経って、「去年の今ごろはどん底だったよなぁ」と思います。 もちろんいまだに寂しくて悲しくて、涙は頻繁に出るけれど、 でも、あの頃のような苦しさや不安は、もうほとんどありません。 最初のうちは本当に、寂しさや悲しさに、苦しさや不安が重なって、 どうしようもない…、ほんとうにどうしたらよいのかわ... 続きをみる

  • 宝物だから死守

    看板返してほしそうにしてたけど、 絶対返してなんかあげないよーだ。 冷たいヤツだと思われたっていいんだもんねー。 看板、私の宝物ですもの。 旦那さんの手作りの、この世に二つとないものだもの。 もう絶対手放しません。 この看板は死守(?)します。

  • 寂しい。

    仕事帰り、あれ?と思ったら、 職場の敷地を出てから5分くらい、まるきり旦那さんの事を考えませんでした。 特に忙しいわけでもなく、いつもと変わらない一日だったのに。 こんなこと、今までないです。 いつも、玄関で外履きに履き替えたり、職場の敷地出るか出ないかくらいで 必ず思い出してたのに。 今日は気が... 続きをみる

  • 落ち込み気味

    なんだか今日はちょっと落ち込み気味でした。 落ち込む…というより、楽しかったころのことを頻繁に思い出しちゃう感じです。 一昨日から一日置いて今日も休みだったのですが、 別に出かける用事もないから、また今日も一日じゅう家に居ました。 ここのところ割と、休みは外に出ないで家にいることが多くなっていて、... 続きをみる

  • 昨年の今日はお葬式

    昨年の今日は、旦那さんのお葬式でした。 コロナ禍でもあり、規模は家族葬に毛が生えた程度で、 私は少し寂しい気持ちになりました。 旦那さんは生前、まだ当時の流行りもあって、 葬式にはたくさんの方たちに集まってもらいたいと、 互助会に結構の掛け金を払いこんでいた様子でした。 なので、だんだん大きなお葬... 続きをみる

  • 孤独感

    今日は休みだったので、懲りずにまた夏用エプロンを作ろうとしてて、 一日じゅう、型紙をトレーシングペーパーに移したり、布の裁断をやっていました。 そしてその途中、久しぶりで強い孤独感を感じました。 命日という、大きなアニバーサリーを越えたからなのでしょうか。 命日を終え、ほっと胸をなでおろす感情があ... 続きをみる

  • 安心

    なぜだか、少しほっとしました。 (これからずっと続くだろうと思われる)幸せではない最初の1年間を なんとか乗り切ったぞ、という思いです。 前にも書いたと思いますが、旦那さんを失った頃、 悲しみと同じくらい、不安な気持ちが強かったです。 私は足が少し悪かったりするから余計に、 たったひとりになってし... 続きをみる

  • 1年経ちました

    昨晩はさすがによく眠れませんでした。 うつらうつらして、小さな音で目が覚めてしまったり、 途中でトイレに起きてしまってそのまま寝付けなくなってしまったり。 亡くなった時間、朝6時が来るのが怖かったです。 1年という時間が経つことで、旦那さんはますます遠くへ行ってしまいそうな、 そんな気持ちでした。... 続きをみる

  • 不思議なこと(2)

    去年の昨日は、旦那さんが倒れた日。 去年の明日は、旦那さんが亡くなった日。 間に挟まれた今日だけ、仕事が休みでした。 昨日も明日も仕事だから、あまりいろいろ考え込まないで済みます。 これも旦那さんからの贈り物なのかもしれません。 今日はとりあえずビデオを見たりして、のんびりのんびり過ごしてました。... 続きをみる

  • 不思議なこと

    職場で不思議なできごとがありました。 以前も書いたことありますが、私はある老人ホームで事務員をしています。 老人ホームですから、どうしても時々お客さんが亡くなりますが、 一昨日も、90歳を超えたおばあちゃんが亡くなりました。 話に聞けば、一昨々日までは非常にお元気だったそうです。 私は直接そのおば... 続きをみる