いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

ひとりで外食

私、今でこそ、自分で食べるものを自分で作るようになりましたが…。


(と言っても、誰か一緒に食べてくれる人がいるわけではないので、


非常に簡単なものしか作りません。


…作る…というのも恥ずかしいようなものばかりです。


味付け肉や魚の干物を買ってきて焼いたり、


野菜はひとりだと無駄が出るから、カット野菜専門になりました。


炒めたりはするけど、ソースは出来あえのものを使ったり。


あ、トマトは好きなので今も時々買いますが、


中玉トマトばかり買ってきて、洗ってそのままかぶりついています。)




話がそれました。


自分で作るようになる前は、


旦那さんが亡くなってから何ヶ月もの間、スーパーで買ったお弁当ばかり食べてました。


そして、お弁当に飽きてきたころだったかなぁ、


一時期、頻繁に外食に出かけた時がありました。




一人で外食なんて、もともとできなかった人なのです。


ふたりでなら平気だけど、


落ち着いて食べられないから、一人で外食なんて、したくもなかった人でした。





だけど急に思い立って、ドキドキしながらレストランに入りました。


中年女が一人で…というのは、最初なかなか度胸が要ったのですが、


そこはちょうどコロナ禍のため、


一人で外食というのが以前ほど珍しくはなくなってきており、


都合よく追い風になってくれました。




なぜ外食にこだわったか、といえば、


ひとりになって、不自由さが身に染みたためでした。




旦那さんが亡くなって少し時間が経過して、


今まで普通に楽しんでいた生活が、すべて取り上げられたような気がして、


日を追うごとにだんだん寂しくなってきたのです。




旦那さんがいなくなって悲しい…という純粋な気持ちより、


(旦那さんと一緒の)楽しい生活ができなくなってしまったことに対する寂しさというか、失望というか。


だから、それを克服したくって、


どうにか、今の孤独な生活を、以前と同じ楽しい生活にしたかった。


一人だって楽しく外食できるもん…という自信をつけたくて、


外食の練習(?)をした感じです。




お陰様で、それまで一人で外食なんてまったくできなかった人が、


今では、焼肉屋だってとんかつ屋だって、平気で行けるようにはなりましたけど。笑。




でも、一人で外食できるようになったからって、


別に全然楽しくなんてないし、


焼肉なんて、買ってきて家で一人で焼き肉したほうがよっぽど安上がりだし、


ラーメンだって、今はレンジでチンの美味しい冷凍食品が売ってるし、


あんまり努力した甲斐ないですな、と思っています。

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