いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

生きる屍状態で…

トルコで起きた大地震、


現時点で死者は2万1千人だそうです。


東日本大震災の死者・行方不明者・関連死を含めて2万2千人だそうなので、


トルコの震災のほうが、東日本大震災よりかなり大きい被害になりそうですね。


東日本大震災では、被害は主に津波によるところが大きいはずですけど、


トルコでは津波は起きなかったのでしょうから、


そうすると、地震の破壊力だけで(今のところ)2万1千人が亡くなるって、


いったいどれだけの破壊力なのか。


想像するだけで怖くなってしまいます。




テレビで、トルコの地震で婚約者を亡くした青年の話をしていました。


その青年の年齢は聞き漏らしてしまったけど、


奥さんになるはずだった婚約者の女性は17歳だったそうです。


そして、


その青年がインタビューに答えて、淡々と言い放った言葉が、私の胸に刺さりました。




「私は生きる屍です。


感情を失ってしまいました」。






私が旦那さんを失ってしばらくの間、まさに同じ状態でした。


でも私は、その状態を的確に言い表すことが出来ていなかったのですが、


まさにまさに、この青年が、過去の私の状態を代弁してくれました。




そう!  そうそう!! ほんとにまるで、「生きる屍」状態です。


私の場合も、感情が外に出て来なくなってしまって、


ただただ、淡々と、淡々と、


仕事や雑事の、やらなければならないタスクを処理するだけの毎日が


しばらく続きました。


思考回路はボロボロで、何も考えられない状態なのですが、


悲しみとかの負の感情も、同時に沸いて来ないんですよね。


なのでほんとうに、


「感情を失った生きる屍」状態でした。




思い出すのも苦しい感じがしますけど、


その青年は、まさにこれから、


日々いろいろに心境が変わる、死別者としての人生を送ることになるわけで。




国は違うし、年齢も違うし、言葉も通じないだろうけど、


同じ経験をした「仲間」として、


彼にエールを送りたいです。





がんばれ、がんばれ、がんばれ、青年。


その苦しさから抜ける日がきっと来るから、


それまでは、毎日毎日淡々と、


与えられた仕事、やらなければならない用事だけをこなしていきましょう。


それが一番楽だからですよ、


目の前にある複数のタスクをこなすことだけを考えていれば、


余計な事を考えなくて済む、


何も考え感じなくて済む方法だからです。


少し時間が掛かるけど、


必ず闇は開けるから、


それまではファイト! 頑張ってくださいね。

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