生きる屍状態で…
トルコで起きた大地震、
現時点で死者は2万1千人だそうです。
東日本大震災の死者・行方不明者・関連死を含めて2万2千人だそうなので、
トルコの震災のほうが、東日本大震災よりかなり大きい被害になりそうですね。
東日本大震災では、被害は主に津波によるところが大きいはずですけど、
トルコでは津波は起きなかったのでしょうから、
そうすると、地震の破壊力だけで(今のところ)2万1千人が亡くなるって、
いったいどれだけの破壊力なのか。
想像するだけで怖くなってしまいます。
テレビで、トルコの地震で婚約者を亡くした青年の話をしていました。
その青年の年齢は聞き漏らしてしまったけど、
奥さんになるはずだった婚約者の女性は17歳だったそうです。
そして、
その青年がインタビューに答えて、淡々と言い放った言葉が、私の胸に刺さりました。
「私は生きる屍です。
感情を失ってしまいました」。
私が旦那さんを失ってしばらくの間、まさに同じ状態でした。
でも私は、その状態を的確に言い表すことが出来ていなかったのですが、
まさにまさに、この青年が、過去の私の状態を代弁してくれました。
そう! そうそう!! ほんとにまるで、「生きる屍」状態です。
私の場合も、感情が外に出て来なくなってしまって、
ただただ、淡々と、淡々と、
仕事や雑事の、やらなければならないタスクを処理するだけの毎日が
しばらく続きました。
思考回路はボロボロで、何も考えられない状態なのですが、
悲しみとかの負の感情も、同時に沸いて来ないんですよね。
なのでほんとうに、
「感情を失った生きる屍」状態でした。
思い出すのも苦しい感じがしますけど、
その青年は、まさにこれから、
日々いろいろに心境が変わる、死別者としての人生を送ることになるわけで。
国は違うし、年齢も違うし、言葉も通じないだろうけど、
同じ経験をした「仲間」として、
彼にエールを送りたいです。
がんばれ、がんばれ、がんばれ、青年。
その苦しさから抜ける日がきっと来るから、
それまでは、毎日毎日淡々と、
与えられた仕事、やらなければならない用事だけをこなしていきましょう。
それが一番楽だからですよ、
目の前にある複数のタスクをこなすことだけを考えていれば、
余計な事を考えなくて済む、
何も考え感じなくて済む方法だからです。
少し時間が掛かるけど、
必ず闇は開けるから、
それまではファイト! 頑張ってくださいね。