枕
6月3日の早朝に病院からの電話で
旦那さんが息を引き取った事を知りました。
それからすぐ病院に向かったけれど、
その後どうだったかは、まだ文章にする勇気がなく
またそのうち書きたいと思います。
今日は枕の話です。
その日、私は長い一日を終えて一度家に戻りました。
食事などとる気力もなく、とりあえずお風呂だけ入って布団に入ろうとして…、
ベッドに枕が二つ並んでいるのが目に入りました。
不思議なことに私の場合、旦那さんが亡くなって
いつまでも取っておきたいものと、
見るのも辛くてすぐにでも視界から外したいものとあるのです。
使う人のいなくなった枕は
悲しくて見るに堪えなくて、
しかも亡くなった当日だったから余計に
見たくありませんでした。
とっさに、自分の枕の下に隠しちゃいました。
これなら枕は見えず、
このベッドは1人用のベッドで、
私は真ん中に寝るからいいの。
寂しくないし悲しくない。。。。。
その日からずっと、枕をふたつ重ねて置いてあります。
寝る時は重ねた枕、高さも意外とちょうど良いのです。