いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

ゆず

冬至にはまだ少し早いけれど、  


職場でゆずを戴きました。


すごくきれいな色をして形のよい、ゆずを850gほど。



なぜ、細かいグラム数を書けたかというと、


料理に使うため、計量したからです。




いつも書く通り、私の職場はとても緑が多い自然の中にあるので、(ものは言いよう、笑)


(海も近く、小さな街もあるのだけど、やっぱり田んぼや畑の多い田舎町です。)


あちこちの家で、庭にゆずの木が植えてあります。


旦那さんも、この小さな町にある会社に勤めていたから、


生前はよく、お客さんからゆずの実を戴いて帰ってきたものでした。




でも旦那さんは、正味、ゆずのお風呂が好きだったのか、


はたまた私に遠慮があって、お料理に使ってと言えなかったのか、


もらってくるゆずを贅沢に全部、お風呂に入れちゃって、


冬至でもないのに、我が家では冬じゅう、ちょくちょくゆず湯をしてました。




だけど、今だから言っちゃうけど、


私、ゆず湯も好きなのですが、それよりもっと、入浴剤の入ったお風呂が大好きなのです。


私の趣味のひとつが、


いろんな種類の入浴剤を買いそろえておいて、


今日は温泡だの、今日は日本の名湯シリーズだの、と


毎晩好きな入浴剤を選んでお風呂に入ること、なのです。





なので、今年は私がもらってきたゆずは、


(粒が立派だったことも手伝って)


ひと粒もゆず湯には用いず、


初めてのジャム作りに挑戦をしてみました。




850gのゆずに、ゆずの90%に当たる765gの砂糖を入れて、


ゆずの皮は刻んで、中身の薄皮も無駄にせず、


まるごと全部使いました。


(ゆずの種は、ジャムの凝固剤になるのだそうです。)


そして、火の通し過ぎを気にしながら煮詰めたら、


我ながら美味しそうに、


ゆずジャムが瓶に3つもできちゃいました。


それにしても、使った砂糖の量ときたら……、溜息です。


765gの砂糖って、当たり前だけど、


普通に売ってる500gの砂糖の、一袋と半ですよ。


それが全部溶けていると思うと、ちょっとぞっとしないものがあります。






でも、どうせだから、旦那さんが生きている時に作って、


食パンにつけて、一緒に食べたかったなぁ。


きっと、あの人の事だから、


ニコニコしながら、


「美味しいねぇ。 (ネコ)ちゃんは料理が上手だねぇ。」と


お世辞半分、ちゃんと褒めてくれたと思います。



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