いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

思い出になる時

「何なんだったんだろう?」と思うようになりました、


昨年の夏骨を折ってからこちら側のいろいろのこと。


一人目の彼もリフジン様も、なんだかずいぶん遠い彼方に会った人のような気がします。






一人目の彼が勤める病院には、7月まで月に一度、整形外科の受診のため行かなければならないんですよね。(労災なので、けがをしてから丸一年、経過を労基に報告する必要があるらしいです。)


この間行った時なんて、「彼に会ったら恥ずかしい!」なんて思って、診察が終わった後さささっと逃げ帰って来てしまいました。


二人目の彼、リフジン様にも、もう、会うこともないんだろうなぁ。


この間のことがあるから、もし会ったら彼のほうが、さささっと逃げて行ってしまうかもしれません。



失恋はしたけれど、


お陰様で、痩せて少し小奇麗にしてコンタクトにしたし、ちょっとお洒落になった58歳の私が居ます。


もうちょっと若い時に恋すればよかったぁ~、と思うけど、


旦那さんとの楽しい生活があったんだから仕方がない。


二兎を追うもの一兎も得ず。


旦那さんは、美味しいものをバクバク食べて、子供のように笑ってハシャイで、


そんな野生児のような私が好きだったんだから仕様がない。


それもまた人生なんだろなぁ、なんて思います。








昨日で、旦那さんが亡くなって3年7ヶ月が経ちました。


旦那さんも私にとって、もう、遠い彼方に居た人です。


ただし彼の場合は一緒にいた時間が長いし、関係も深かったから、


あの二人とは全然違って、


遠い彼方に居た人だけど、今でもちゃんと心の片隅に居てくれて、


私の様子を見守ってくれています。




だから今度も、彼の思い出の品物を、結局ほとんど捨てられませんでした。


実は、昨年末、家のあちこちを整理していたのです。


まだ休みが続いていたから時間があるうちにと思って。



引き出しやらタンスやら、旦那さんが亡くなってから特に、


思い出の物を捨てられないから、家の中がかなり雑然としていたのです。


例えば机の引き出しの中とか、もう着ることのない洋服とか、主に収納場所の中ですが、


大掃除もかねて、目につくところをかなり整理したんですよね。


だから、ひとり暮らしの割に45リットルのごみ袋を何度も出しました。


でも結局は、この家の中で一番もう必要のないもの…、旦那さんの洋服とか靴とか書類とか本とか、そういったもの…は、


ほとんど一切捨てることはできなかったんです。


捨てたのは、ほとんど自分のものばかり。




つまり、3年半経って、そんな感じ。


旦那さんに限っては、「思い出になる時」は、


まだまだもうしばらく掛かるんだろうなぁ、なんて思います。

×

非ログインユーザーとして返信する