いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

季節外れの写真ですが

2人で旅行が趣味だったので、結構写真は撮りました。


だけど全部はまだ見返してません。


見る度、悲しくて落ち込むので、


他のいろんなものと同じく、「閉まったまんま」にしています。


でも、少しずつフォルダを開けて、旦那さんとの思い出を噛み締めたりもしています。


そんな中、2人で出掛けた最後の記録写真を見つけました。



これを撮ったのは、今年の4月。


割と近場の公園です。


桜が満開。


なのに、なんで出店も人もいないの?…言わずと知れたコロナのせい。


「花見どこもやってないけど、公園は開いているから行ってみる?」と


休みの日に私を連れて行ってくれたのです。




こんな寂しい花見があるなんて…と2人で驚きました。


でも、この違和感は美しい。


こんな素敵な花見はないね…と喜びあった記憶があります。





だけど、これが最後の花見になろうとは。


そして最後の記念写真になろうとは。


今、見返せば、なんて寂しい風景…


私たちの未来を暗示しているような…


悲しい寂しい一枚に思えてしまいます。

目が覚めると

目が覚めて、隣りに旦那さんが居ないことに、ようやく少し慣れてきました。


アパート引越して1年一緒に住まなかったんですよね。


だから新品のダブルベッド。


(私、腰痛持ちなので)少し奮発したからか、


前のベッドに比べて相当寝心地良くて、引越してからしばらく旦那は


「寝心地よいねー、このベッド(喜)」と


喜んでおりました。


今は寂しくベッドの真ん中に独り寝です。


だけど、ひとりで広々、心地よい。

旦那さんがいなくなってから

旦那さんが亡くなったのが6月だったので、


亡くなってすぐに(少しばかりですが)職場からボーナスの支給がありました。


仕事をしていると救われるんですよね。


雑用でもあれやこれや、やはりやらなきゃならないことはあるし、


同僚とも笑いがあったり、時間が過ごせます。


だけどどうも、家に帰ってきてからの時間が過ごせない。


何を見ても思い出すのは旦那さんのことばかりだし、


テレビを見てても紀行ものなんかだと、一緒に旅行に行った近くなんか写ると、


もうもう思い出しちゃう。


そんなときに思いついたのが、少しばかりのボーナスでミシンを買うことでした。





なんか、それまでは、


ミシンって今やコンピューター内蔵でついていけない気がするし、


第一旦那さんがいた頃は他にやること…楽しいこともそうでないこともいっぱいあって、


ミシン買ったって閉まっておくだけになるよ…と思って買わなかったのでした。





だけど、今や時間はいっぱいあります。


つぶさなければならない時間がいっぱいあるので、


手芸屋さんに行って初心者向けの安価なミシンを一台買いました。