いつもとなりにいた人が…nekonezumiのブログ

2020年6月、いつもとなりにいた人が脳梗塞で虹の橋を渡りました。あっという間の出来事でした。

7回目の月命日

今日は月命日です。早いもので7回目。


早いもので…と書きましたが、時間的に短いのか長いのか、よくわかりません。


ずっとずっと続いている苦しい感情は、


先にまったく光の見えない長いトンネルのようです。


今ここまで、長い真っ暗なトンネルの中をやっとの思いで歩いてきて、


歩いた距離を長く感じたか短く感じたか…なんて、


そういうことを感じる感覚すら無くなっちゃってるんだから、


わかるはずもないのです。




今日は仕事の帰り道に、


生花とモンブランプリンアラモードを買って帰りました。


モンブランってところに、ちょっとだけ私の好みが入っている気がするけれど、


プリンアラモードは、彼、わりと好きで、時々買って帰ってきたのです。


それをいつも、ふたりで仲良く半分こして食べてました。


今日は帰って、生花をすぐに花瓶にさし、


モンブランプリンアラモードを仏前にお供えしたところです。




7回目の月命日。


7ヶ月経ったんだなぁ、とため息をつきます。


もうすぐ、ここに引っ越してきて、私が一人で暮らしてる時間のほうが


長くなっちゃいます。


旦那さんの思い出が、さらにさらに少なくなっちゃうような気がします。


それが良い事なのか悪い事なのか、今はさっぱりわからないけれど、


でもおそらくあなたと神様が、導いてくれたのだと思っています。





旦那さんとはつい7ヶ月前まで、この部屋に一緒に住んでたんだし、


肌を触った感覚とか、柔らかさとか温かさとか、


全部全部、ついさっきまでこの手で触れられたような気がするのに。


抱きついて肌触りやにおいを感じられたのも、つい昨日だった気がします。


人好きのする笑顔や笑い声も、明日にでもまた見て聞くことができそうな気がするのに。





思い出すことがこんなに苦しくて辛いことだから、


あなたと神様が、私の苦しさがなるべく少なくて済むように、


思い出の少ない場所で、私が過ごせるようにしてくれたんだと思っています。




この家で私はやっぱりひとりぼっちだし、


テレビの音のほかは、いつもしんと静まり返っています。


以前は、いつもお喋り声や笑い声がしていた家なのになぁ…と思います。


だけど、どうしようもありません。


今は耐えなくちゃ。


神様は超えられない試練は与えない、というけれど、


やっぱりどうしようもなく、さびしいなぁ。

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